- 黛汐音
- 「な、なんで……こんなに、沢山猫が……」
- 東条ヒバリ
- 「ここが【猫カフェ】だから」
- 黛汐音
- 「……ぼくと行きたい場所って、本当にここで合ってる?」
- 東条ヒバリ
- 「ええ」
- 黛汐音
- 「そ、そう……。わあっ、ちょっときみ……! くっつきすぎじゃないかな!?」
- 黛汐音
- 「そ、そんなところから登ってきちゃダメ! ああっ、腕もダメだから!」
- 黛汐音
- 「そ、そこのきみも……! あんまりペロペロしないで……っ」
- 黛汐音
- 「みんな、どうしてぼくにばかり寄ってくるの!? 好かれるのは人間だけで十分だよ!」
- 黛汐音
- 「や、やめてええ……」
- 東条ヒバリ
- (やってやった……!)
真っ青な顔の汐音さんに、私は満面の笑みで笑いかける。