オトメイト『スペードの国のアリス ~Wonderful White World~』公式サイト
- トゥイードル=ディー
- 「僕らのお気に入りを見せてあげるよ!
ええと……、あ、これ!」
- トゥイードル=ディー
- 「ちょうどこの間手入れしたばかりで、
切れ味抜群だよ! なんでもざくざく切れちゃう!」
- ディーが手にしたのはぎらぎらと輝く刃物……、
名前はよく分からないが、大きめの
儀礼用ナイフのようなもの。
- アリス=リデル
- 「へ、へえ~、すごいわね……」
- トゥイードル=ダム
- 「ふふ、そうでしょう?
しっかり研いだナイフって、やっぱりいいよね」
- トゥイードル=ダム
- 「ほら、もっとよく見て?
この、刃先のてかりなんて最高……」
- ダムはディーの手からナイフを奪うと、
刃の部分を私の顔に近付けてきた。
- アリス=リデル
- 「……!
そ、そんなに近付けなくても見えているわよ」
- アリス=リデル
- 「危ないから引っ込めて。
その……、それがなんていうのか知らないけど」
- トゥイードル=ダム
- 「これはダガーの一種だよ。
ジャンビーヤっていって、見た目も綺麗だけど、
抜きやすくて使い勝手もなかなかいいんだ」
- トゥイードル=ダム
- 「これはちょっと大きいけど、
隠し持っておけるような小振りのものもあるから、
いざってときに使えるやつだね」
- トゥイードル=ディー
- 「うん、普通に忍ばせるならバタフライナイフ
なんだろうけど、それじゃ面白くないもんね。
こっちのほうが珍しくていい」
- トゥイードル=ダム
- 「お姉さんみたいな女の人の護身用としても、
悪くないんじゃないかな。気に入った?
貸してあげるよ、使ってみる?」
- アリス=リデル
- 「は!? け、結構よ」
- アリス=リデル
- (どうやって使えって言うのよ、そんなもの)