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- 加賀見一月
- 「……今、何考えてる?」
- 久我深琴
- (どうして、結界を張ってるはずなのに!?)
- 加賀見一月
-
「本当の自分をさらけ出す時。
一人になった時……考え事をしている時。
あとは……夢の中とかだよね。
ねぇ、もしも頑張らなきゃならない現実と、
本当の自分でいられる夢があったら、どっちがいい?」
-
まるで、痺れ薬のような言葉だった。
紡がれるたびに、徐々に身体の自由が奪われていく。
心を溶かすような甘い声に、私は……
- 加賀見一月
-
「痛みも悲しみもない……。
何もかもが思い通りになる優しい夢。
夢だったら、本当の自分になっても傷つくことはない。
誰かを傷つけることもないよ。
それってすごく幸せじゃない?
さぁ、お嬢さんの見る夢は、どんな夢?
本当のお嬢さんは……どんな子?」
- 久我深琴
- (…………)
- 久我深琴
- 「私は……」
- 唇が勝手に動く。身体の主導権が自分にはないように。