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- 市ノ瀬千里
- 「天国があるから地獄がある。地獄があるから天国がある、です」
- こはる
- 「……?」
- 市ノ瀬千里
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「人のぬくもりを知らなければ、寂しさなんて生まれないんです。
人は知らないものを欲しがったりしませんから。
……とても面倒です。最悪です。
知らなければ、求めることもないのに」
- こはる
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「ぬくもりは寂しさに繋がる……
千里くんの言われることは間違っていないと思います。
でも……わたしは今幸せです。
千里くんが隣にいると、ぬくもりが教えてくれています
- 市ノ瀬千里
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「!
……そんなこと、知りませんよ」
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それだけ言うと、千里くんは布団の中にもぐってしまった。
- 市ノ瀬千里
- 「……これ、また作って下さい」
- こはる
- 「! もちろんです」
- こはる
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(暁人くん……お菓子気に入ってもらえました。
作り方、忘れることなんてできないくらい何度でも作りますね)
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暖かな布団。
きっと千里くんのぬくもりが伝わってきているからだと思う。
- こはる
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(……ということは、わたしのぬくもりも千里くんに伝わっている
ということでしょうか。千里くんは1人じゃないと、
わたしは伝えられているんでしょうか……)