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ギル・ラヴクラフト
「っ! なんで君がここに――」
怒っている男
「おいお前、アラン・メルヴィルだな!
この野郎! よくも俺の彼女を略奪しやがって!」
アラン・メルヴィル
「いや、あれは合意の上だよ。
それに略奪だなんて人聞き悪い。
シェアだって言ったじゃないか」
ヒロイン
「略奪!? シェア!?」
ラウル・アコニット
「へぇ。あの木ユグドラシルに似てる。
あ、でもここで言うユグドラシルは北欧神話のアレじゃなくて――」
シェルビー・スネイル
「――おい。始めてくれ」
ヒロイン
「は、はい。ごほん。ええと、皆様。
本日はお忙しい中お集まり頂きましてありがとうございます」
ヒロイン
「本日付で皆様の担当となりましたブライダルアドバイザーのリネット・ミラーと申します」
オーウェン・ヘリオット
「代理の、オーウェン・ヘリオットと申します」
ヒロイン
「……代理?
というかオーウェンさんって、社長秘書の!?」
オーウェン・ヘリオット
「はい、秘書もやっておりますが、本日は代理です」
ヒロイン
「…………婚活に、代理?」
シェルビー・スネイル
「――続けてくれ」
ヒロイン
「はい。……。
本日はお日柄もよく、当社の創業記念日でもありまして――」
アラン・メルヴィル
「あ~大丈夫、続けて?」
ヒロイン
「……実は、ご紹介システムをご利用いただく前に、皆様には……」
ヒロイン
「……えっと、そのですね……」
クラリス・ティアー
「はいはい。丁寧に言おうが、言わまいが結局は同じだから」
ヒロイン
「クラリス……。あの、でもこういうのは最初が肝心で――」
クラリス・ティアー
「この調子じゃ日が暮れちゃうわよ!
貴女が言えないなら、私から言うわ」
クラリス・ティアー
「貴方たち、ウチではパラサイト5って呼ばれてんの。
結婚なんて、夢のまた夢! まずは、その捻じれきった恋愛観を治す必要があるわ!」
ヒロイン
「シーーーーッ!!!!!」