- 結果として覗き見のような形になってしまったこと事実なので、間宮会長の言う通り私は上手く言い返すことが出来なかった。
そのまま黙っていると、話は済んだと思ったのか間宮会長はゴミ箱の蓋に手を掛け―― - 小鳥遊 ユウキ
- (ダメ。このまま、見過ごすなんて出来ない!)
- 声を出すよりも先に身体が動いてしまった。
とっさに伸ばした手で、間宮会長の腕を掴んでその動きを止める。 - 間宮 アユム
- 「どういうつもりだ?」
- 間宮 アユム
- 「君には関係ないと言ったはずだけれど聞こえなかったのか」
- 冷たい目で睨まれて一瞬たじろいだもののここまで来たら言うべきことは言ってしまおうと心に決める。