- 栖原 カムイ
- 「頼むよ、キミしか頼れないんだ……。これも人助けだと思って、ねっ? お願い、おねがーい!」
- 小鳥遊 ユウキ
- (話が全然噛み合ってない……!!)
- 栖原先輩はチャラさ全開、フルスロットルだ。
器用にウインクも決めながら、両手を合わせて拝むようにして訴えてくる。 - 小鳥遊 ユウキ
- 「……1回だけですよ」
- 私は自分に言い聞かせるようにつぶやき、ケースからのど飴を取り出す。
- 小鳥遊 ユウキ
- 「栖原先輩、少し屈んでもらえますか?」
- 栖原 カムイ
- 「えっ?」
- 小鳥遊 ユウキ
- 「……私の身長だと、届きにくいので」
- 栖原 カムイ
- 「!」
- 栖原 カムイ
- 「了解! ……これで、どう? いい感じ?」