東地 葵
「んんっ?」
榊原 ユウ
「……ありがとう。だけど、その言葉はまだ聞かないでおくね」
榊原 ユウ
「今のオレは迷ってる。だから、ちゃんと答えを出したい」
東地 葵
(ユウくん……)
榊原 ユウ
「オレの中で答えが決まったら、その時はちゃんとキスをさせて」
東地 葵
(うん、待ってる)
想いを込めてユウくんを見つめると、それが伝わったのか、微かに微笑んでくれた。
榊原 ユウ
「ありがとう、葵ちゃん」