- ヒカリ
- 「…………っ!」
- 木夜椎名
- 「どうしました?」
- ヒカリ
-
「ちょっと、ひねったみたいで。
でも、大して痛くないから……」
- 木夜椎名
-
「無理はいけません。
僕が保健室まで運びましょう」
- ヒカリ
- 「っ!? そ、それはちょっと!」
- 木夜椎名
- 「君は大人しくしていてください……。……っ……」
- ヒカリ
-
「し、椎名くん…………!
本当に大丈夫だから。お願い。降ろして!」
- 木夜椎名
-
「いいえ。降ろしません。
こうなってしまったのは、僕のせいですから」
- ヒカリ
-
「椎名くんのせいじゃないよ!
これは私が勝手に転んだんだから」
- 木夜椎名
- 「いえ、僕がもっとまわりに気をつかうべきだったんです」
- 木夜椎名
- 「さあ、僕にしっかり捕まってくださいね」
- ヒカリ
- 「うん……。ありがとう」