オトメイト『終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris-』
- 茶葉をたくさん用意し、
お茶も沸かし直す。
- 今度は零さないよう、
しっかりと注意しながら――。
- マティス・クロード
- 「ええと……」
- マティス・クロード
- 「まだ何も入っていないのに、
どうしてポットやカップをお湯で
温めたんですか?」
- セレス
- 「先にお湯でカップを温めておけば、
紅茶が冷めにくくなるんです」
- セレス
- 「マティスくんも紅茶を飲む際、
カップ全体が温かいと感じる時が
あるでしょう?」
- マティス・クロード
- 「あ……!
あれってそういう理由だったんですね?」
- マティス・クロード
- 「いつも何も考えずに飲んでました……。
二人は僕が美味しく飲めるよう、
工夫してくれているのに……」
- セレス
- 「美味しく飲んでくれるのが、
一番の喜びですから――大丈夫ですよ」
- セレス
- 「それじゃあ早速。
茶葉とお茶を注いでいきましょうか?」
- マティス・クロード
- 「は、はい……!」
- 温めたポットに、
人数分の茶葉を入れる。
- そして傍に置いておいた、
沸騰したてのお湯を――。
- セレス
- 「少し強めに注ぎます。
……零さないように注意してくださいね?」
- マティス・クロード
- 「わ、わかりました!
火傷したら大変ですもんね……!」