オトメイト『終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris-』
- 私を気遣いながら、リュカ先生が歩き出す。
- リュカ・プルースト
- 「これぐらいの速度なら、問題ないでしょうか……」
- リュカ・プルースト
- 「揺れで足が痛んだら、すぐに言ってくださいね?」
- セレス
- 「わ、わかりました」
- 落ちて先生に迷惑がかからないよう、
しっかりと彼の肩を掴む。
- ……時折
女性に見間違えられるほど、美しい彼の背中は――。
- セレス
- (……すごく、広い)
- 転んだ私を支えられるのも、納得できる体格だ。
- セレス
- (距離が近すぎて、今まで気がつかなかったけど)
- セレス
- (……リュカ先生は、
先生である前に立派な男性なのね)