- ワトソン
- 「動くんじゃねえぞー、コソ泥共?
麻酔弾でも痛いもんは痛いんだからよ」
- ショルメ
- 「まったく、相変わらず愉快なコンビだね。
あまりに変わらなくて安堵さえ覚えるよ」
- インピー
- 「わーお!? 美女を囮に銃!?
ちょっと卑怯すぎじゃない!?」
- ルパン
- 「……やっぱてめえらも一緒だったか」
にっこりとルパンに微笑むショルメと、
油断なく銃を構えるワトソン。
巷で名探偵として知られる彼らは、
ルパン達に堂々と一礼してみせた。
- ショルメ
- 「さて。久しいね、泥棒紳士とその相棒」
- ルパン
- 「そっちも相変わらずだなへぼ探偵。
久々の対面がこんな場所でとは思わなかったぜ」
- ルパン
- 「あらかじめ言っといてくれりゃ、
手土産のひとつも用意したんだがな」
- ショルメ
- 「おや、これはご丁寧に。
だが、そんな心配は無用だとも」
- ショルメ
- 「……何しろ……」
- ショルメ
- 「――次の対面はきっと、
鉄格子越しになるだろうからね?」