- インピー
- 「よーし、これでまた一品! さてさてお次は何にしようかねー」
- ルパン
- 「おーい、インピー。頼まれた食材買ってきたぞー」
- インピー
- 「おっ、サンキュールパン! 超助かっちゃったよ!」
- インピー
- 「あれもこれもって考えてたら、買い物どころか手すら離せなくてどうしようかと思ってたからさー」
- ルパン
- 「うまい料理が出てくるなら、俺としちゃ言うことはねえが――」
- ルパン
- 「こりゃまたすげえ量だな。8人前どころじゃねえだろ。
下ごしらえも妙に凝ってるし」
- インピー
- 「そりゃまあ気合も入りますとも。だって、今日はクリスマスイブ!」
- インピー
- 「そしてあと数時間で! 久々に! マイプリンセスが来ちゃうんだぜ!?
今腕を振るわなくてどこで振るうんだよ!」
- ルパン
- 「普段の食事で振るえばいいじゃねえか……」
- インピー
- 「ノンノン!
むっさい男共の口に入る料理とは、モチベーションが違いまーす!」
ともかく、そういうわけで。
今日、クリスマスイブは、
久々にルパン一味大集合の日。
フランちゃんはじきに来る予定だし、
ヴァンとドラちゃんも午後イチには。
そしてカルディアちゃん達からも、
【夜には到着予定】と手紙が届いていた。
……ちなみにその返事を見た瞬間、
俺がルパンやサンちゃんと
ハイタッチをしたのは言うまでもない。