鮮やかな赤と落ち着いた緑。
対照的な彩りを見せるリボンを巻くと、
部屋の壁が少しずつ色づいていく。
早速部屋の飾りつけを始めながら、
私は二人の質問に答えていた。
- ヘンゼル
- 「つまり……カルディア達を呼んで、パーティーを開くってこと?」
- サン
- 「ええ。あなた達も知っての通り、一味は現在バラバラに行動しています」
- サン
- 「なので久々に集まれたら――と考えたのですが、全員が来られそうな日が……」
- ギネヴィア
- 「12月24日。……だからクリスマスパーティーなのね」
- ギネヴィア
- 「……やられたわ。まさか私達を手伝わせるのに
オムニブスの許可まで取っていたなんて」