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エルフすぎる人
『わたしは許さない、絶対にだ』

芸術科女子生徒１
「うーん！　アクセル王子ったら！　うっとりしちゃう！」

芸術科女子生徒２
「スウェーデンからの留学生で資産家のご子息らしいわ。あんな方とお知り合いになりた～い！」

山田凰寿華瑠
（そうなんだ……。ほんとに王子様みたいに素敵な人……見とれちゃうほどキレイな目……）

眩しすぎる人
『その名前をお捨てになって』

眩しすぎる人
『そして、あなたの血肉でもなんでもない、その名前の代わりに、このわたくしの全てをお受け取りになっていただきたいの』

芸術科女子生徒３
「さすが有栖川グループのお嬢様、マリさん。気品に満ちてらっしゃるわ」

芸術科女子生徒４
「芸能界からもすでにたくさんお声がかかっているらしいわよ」

山田凰寿華瑠
（なんて美しい……キレイで品があって、自信に溢れていて……）

山田凰寿華瑠
（絶対に、私みたいにベッドでポテチ食べながら寝っ転がって漫画読んで「フヘヘヘ」なんて笑い声出さないんだろうなぁ）

山田凰寿華瑠
（ダメダメ、落ち込む！　世の中には、あんな人がいるんだ……）

光り輝く人
『お言葉通りに頂戴いたしましょう』

山田凰寿華瑠
（いたーーーーー！！　やっぱほんとにいたーーーーー！！）

光り輝く人
『ただ一言、僕を恋人と呼んでください。さすれば新しく生まれ変わったも同然、今日からはもう、ロミオではなくなります』