GALLERY
無理すんな
カズハ 「…………っ」
カズハ (これくらい平気だよって笑いたいのに、声、出ない……)
ヒロヤ 「いい。無理すんな」
ヒロヤ 「遅れてごめん……」
私は、首を振った。
喉が塞がれたみたいに声が出ない。
カズハ (怖かった……でも、来てくれた)
カズハ (ヒロヤの腕、温かい)
言いたいことが喉元でどんどん膨らんで、ひとつも言葉にならない。
ヒロヤ 「間に合ってよかった」
カズハ (来てくれた……)
ヒロヤ 「オレ、器用じゃないからたぶんこれからもいっぱい失敗するけど」
ヒロヤ 「でも、諦めねーから……絶対」
カズハ 「うん……」
ヒロヤ 「なにがあっても、オマエのことオレが守るって決めたんだ」
カズハ 「うん……!」
※画面は開発中のものです