オトメイト『終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-』
- すれ違う人たちから次々と、
好奇の視線が注がれていく。
- マティス・クロード
- 「…………っ」
- その度に
マティスくんの体が
ビクリと震えるも――。
- 彼は決して、
繋いだ手を離そうとはしなかった。
- セレス
- 「マ、マティスく――」
- マティス・クロード
- 「だ、大丈夫。
僕は――大丈夫にならないと、
いけないんです」
- マティス・クロード
- 「昔とは違って……。今の僕には、
セレスさんや皆さんがいるんだから」
- マティス・クロード
- 「孤独を言い訳に、
うずくまることは……もうできない。
したく、ない」