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おずおずとしながらも、2人は定位置に頭を置く。
いつもは遠慮なく甘えてくるのだが、今日はさすがに遠慮がちだ。
- ヴィオレット
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「……さっき茜にも言ったけれど、わたしの蝶はあなたたちだけよ。
これから何が起ころうと、それは決して変わらないわ。
嬉しい時も、寂しい時も……わたしたちはいつだって3人一緒にいたでしょう?」
- 茜
- 「……はいですの」
- 瑠璃
- 「……ずっと一緒でした」
- ヴィオレット
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「悪戯ばかりで困る時もあるけれど……、わたしは、茜と瑠璃が大好きよ。
あなたたちは、どうかしら?」
- 茜
- 「もちろん茜も、姫様のことが大好きですの!」
- 瑠璃
- 「ぼくだって、大好きです!」
- ヴィオレット
- 「……ありがとう。わたしの可愛い双子蝶」
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褒めるように、宥めるように撫でてやると、
2人は子猫のように頬を摺り寄せ、いつものように甘えてくる。
- 瑠璃&茜
- 「えへへ……」
- 瑠璃
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「……決めました。どんな奴らが来たって、簡単には姫様を渡さないです!
姫様がお役目を果たせるなら、どんなことだってお手伝いします!」
- 茜
- 「もし姫様をいじめる奴がいたら、いくらでもやり返しますの。倍返しですの!」
- ヴィオレット
- 「……そんな心配はしなくていいのよ。気持ちだけ受け取っておくわね」