Beast and Princess -Gallery-408
- リシャルト
- 「お前に風邪をひかせてしまったら、ルドヴィクたちになんと言われるかわからないからな」
- ユーリア
- 「でも……」
リシャルトに風邪をひかれるのも困る、と反論しようとして顔を上げたら……。
リシャルトは雨雲を睨むようにそっぽを向いていて、その耳がほんのり赤く染まっていた。
- リシャルト
- 「……俺がこうしたいんだ。いいから大人しく雨宿りしていろ」