Beast and Princess -Gallery-416
- ユーリア
- 「――っ!」
- ミアーシュ
- 「ん……」
首筋に触れた唇の感触に、一気に身体が熱くなった。
- ユーリア
- 「ミアーシュ――」
- ミアーシュ
- 「ん、甘い……」
- ミアーシュ
- 「ふふっ。この木苺、酸っぱくなかったよ」
- ユーリア
- 「……っ」
耳にかかる息に耐えきれず呼吸をとめていると、ふっとミアーシュの笑う声が耳にかかった。
- ミアーシュ
- 「……僕は、君と話してるのが一番好きだよ」
- ミアーシュ
- 「だから、嫉妬する必要なんてないんだ。僕には、君だけだから」