Beast and Princess -Gallery-415
- ユーリア
- 「ちょ、ちょっと……!」
- ルドヴィク
- 「うわ、ふかふか!姫さまの布団、すげぇあったかい!」
ルドヴィクは布団の中で気持ちよさそうに目を細めた。
- ルドヴィク
- 「それに、いい匂いがする……」
- ユーリア
- 「っ……ルドヴィク……」
- ユーリア
- (犬の習性だってわかってるけど、匂いを嗅がれるのはちょっと……)
- ユーリア
- (それに、この状況はさすがに――)
私はルドヴィクから距離をとって、壁際に身を寄せる。
- ルドヴィク
- 「姫さま? なんでそんなに離れるんだ?狭いだろ?」