世界観
1500年後期の戦国時代を舞台に綴られる本作。物語は、織田信長と徳川家康が清洲同盟を締結して暫く経った尾張国から始まる。
歴史上に登場した人物や、本作独自の登場人物が織り成す物語は
史実に沿いながらも、新たな戦国時代を描いていく。
用語集
尾張国 - 現在の愛知県西部辺りにあった国。
魔蒼 -
『魔蒼』とは「蒼い瞳を持った人ならざる魔性の一族」の略称で、
尾張織田家の人間離れした妖艶な容姿に惹かれつつも恐れを抱いた民がつけた名。
このことから尾張織田家は、今は人の目に映ることがなくなった『朧 』ではないかと民に噂されている。
朧 -
人ではない奇怪な生き物のことで「姿がおぼろげで、いるのかいないのか分からない者」という意味。
古の日ノ本には人の目にもその姿が見え、共に暮らしていたとされるが、
この時代では見えるものはほとんどおらず、その存在は絵巻物に記されているだけ。
だれもその存在を本気で信じているものはいない。
朧は多種多様と伝えられているが、どの朧にも同じ月模様の刻印が
必ず身体のどこかに浮かび上がっているという。
幸魂 -
織田家に伝わる宝珠。織田家の者が持つ碧い瞳と似た色をしている。
市が母親から託されたが、今は行方知れず。
対武将 -
長政・信長・信玄・勝家・半兵衛の五人の物語と結末にそれぞれ大きく関係してくる人物のこと。
また、対武将自身の生き方・進む道にも長政達の存在が深く関わっていくことになる。