レイジ「せっかくの夜景ですから、乾杯しましょうか」
レイジ「ヴァンパイアジュースです。……人間の貴女が飲んだところで、美味しいと感じるかわかりませんが」
レイジ「貴女の今日の頑張りに……乾杯」
ユイ　「乾杯。……レイジさんこそ、本当にお疲れ様でした」
ユイ　（ふふ、こんなふうにレイジさんとグラスを交わすなんて……不思議。大人になった気分だな）
レイジ「ふふ……妙に良い気分です。さすがはヴァンパイアジュース」
ユイ　（一体なんの効果があるんだろう）
レイジ「……ユイ」
レイジ「今は……こうしていてください」
ユイ　「っ……は、はい……！」
レイジ「いえ、今だけでなくずっと……私の腕の中にいなさい。いいですね？」
ユイ　（嬉しいけど、恥ずかしくて返事が出来ないよ……）
レイジ「ふふ。可愛らしいですね……んっ」
ユイ　「れっ、レイジさん……！」
レイジ「ふふ……まだまだ、離せそうにはありません。覚悟しなさい」