この学園には
学園内では一目置かれる存在だった。
彼らには秘密があり、この学園で彼らにしか行えないある戦いがあった。
それは【
数家の中にある序列及び数家を統べる頭首【
この戦いによって遠い昔から定期的に決められていた。
ただこの戦いは、遠い昔に一つの数字が欠けたことによって
もう二度と行うことはできないとされてきた。
しかし、突如彼らの前に現れた【存在するはずのない数字】により、
数乱戦の条件は満たされることに……
―十の数字が集いし時、
刻印は示し導く戦ぎの地へ―
名は零崎紘可。
彼女は始まりと終わりを告げる者。