栖原カムイ役 髙坂篤志様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
コンシューマーゲームで自分がこういう作品で攻略対象になるっていうのが、たぶん初めてくらいなので、とても新鮮でやっていて楽しかったです。いままではあまり自分がグイグイ引っ張るような役柄をそんなにやってこなかったので、自分のなかでは新しいものに挑戦できたなとすごく楽しかったですね。
また、8Pのみんなのボイスも気になっています。音声をちょっと聴かせてもらったりもしたんですけど、8人が集まったときに全体的にどうなるのかな? というのは、台本だけでは予想できない部分が結構あったので、完成したゲームを遊んでみたいですね。
演じられた栖原カムイの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
なんだかんだでちゃんと年上なのかなって部分は自分でも魅力に感じますし、意識した部分ではあります。このゲーム内には年上のキャラクターはいっぱいいるんですけど、ヒーローサイドの中でいちばん年長者はカムイくんになるので。
そうしたときに、彼がどういう風に年上としてみんなを引っ張ったり、空気を読んだり、逆に空気を読まないようにしたりとか、どんなことを考えているのかなっていう部分は、ヒーローサイドの皆でいるときはつねに考えていましたね。
あと、主人公に対してもちょっとお兄さん目線でもあるのかなと思ったので、そこはやはり魅力だと思いますし、気をつけた部分ではあります。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
おじいちゃんとのやりとりは自分のなかでもすごく印象に残ってます。主人公と話をしているときのカムイと、おじいちゃんと話をしているときのカムイって全然違うと僕は感じたので、そこをいかに表現できるかっていうところは楽しかったですね。
家族愛とかそういうのを求めている部分があるので、おじいちゃんとのシーンでは、その家族感っていうのをどうやって出すのかという点を気をつけてました。この世界観のなかで、ナチュラルさを追求していこうって思ったのはそこの部分かもしれないですね。
また、主人公と話をしているときと、メンバーで話をしているときの違いもあるなあって。
それこそ特典のドラマCDを録っていたときと、ゲームを録っているときのカムイもけっこう違うんじゃないかなあと思いながらやっていました。
ドラマCDはどちらかというと男たちがワイワイやっているのですが、だからそのテンポ感というか、男同士の会話のテンション感は全然違うんだろうなと。
女性と話しているとき、とくにカムイくんは自分の中でひとつスイッチを入れて、ちょっとかっこよくならなきゃ、みたいな意識があると思うんですよ。
それが男性と話しているときはそこまでスイッチ入ってないのかな? という感じがしたので、そのへんはやってて楽しかったです。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで髙坂さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
え〜、みんななんだよなぁ……。あえて挙げるとしたら、敵に回したくないのは千葉翔也かなあ? 世渡り上手な子なので、敵に回すと世の中のすべてが自分の敵になりそうで怖いですね(笑)。味方にしたいのは誰だろうな? 性格的な意味で言えば(畠中)祐くんかな、やっぱり。いっしょにいるといつも楽しませてくれるのは祐くんかなと思うので。あえて挙げるとするならこんな感じです。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
ありがとうございます、髙坂篤志です。まさか組んでいるユニットとコラボして頂いて、大々的に乙女ゲームに出られるというのはすごいことだなって、ボイスを録って改めて実感してます。
インタビューを受けていると自然と8Pの話が出てくるのも、なんだか幸せだなぁと感じてます。
皆様にもこの幸せが少しでも伝わればいいなと思い、一生懸命収録をしましたので、ぜひご購入頂いて楽しんで頂ければなと思います。
作品の内容も、個別ルートは個別ルートでいい話ですし、大団円ルートはすごく意外な展開になるので!
じつは僕、8Pで乙女ゲームをというお話が来たときには、けっこうコメディベースなんだろうなと思っていたんですけど、まさかわりとこういうびっくりな方向に行く話だとは思っていませんでした。
意外だったんですけど、逆に僕ら8Pが掲げている“声優力を上げる”という意味では、このゲームに参加できたことで声優力も上がりましたし、その声優力を皆様に届けることができるんじゃないかなと思います。ぜひプレイしてみてください。
新記ミハヤ役 榎木淳弥様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
独特というか、いままでに見たことがないような世界観だったので、楽しく収録させて頂きました。ミハヤはわりとクールな方ですが、いわゆるちょっとツンデレな部分もあったりして、仲のいい人にはそういう一面もたまに見せるかわいいところがあるキャラクターですね。
演じられた新記ミハヤの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
クールなかっこよさから、本音を語ったりするところの差みたいな、取り繕っているところと取り繕っていないところの差が魅力のひとつなんじゃないかなって思いますね。演じる上で意識をしたのは、甘いシーンでもクールさは完全には消さず、それを残しつつも甘いところは甘く、メリハリみたいなのものが出たらいいなと思ってやらせて頂きました。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
やっぱり『Paradigm Paradox』は、キャラクターが変身するというのがいちばんのポイントなんじゃないかなと。他の乙女ゲームでは、そういう設定は少ないと思いますし。
キャラクターたちの性別が変わるというのがおもしろいポイントで、それに伴ってキャストも変わるというところが非常に面白い作品なんじゃないかなと。そのあたりを楽しんで頂ければと思います。
印象に残っているのは、物語後半の告白するところでしょうか。
そこはいままでとはちょっと違ったミハヤの部分が出ていたので。
ちょっと重い過去の話をしていたり、本音を語っているシーンは印象的です。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで榎木さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
敵に回したくない……髙坂篤志さんですかね。いちばん優しそうだから、怒ったら怖そうなかなぁ? みたいな。味方にしたいのは千葉翔也くん。8Pのなかで千葉くんがいちばん年下なのですが、年下には嫌われたくないなという思いがあるので、味方にしたいです。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
いままでのインタビューでも話していたとおり『Paradigm Paradox』は本当に独特な設定で、変身するというのが新しい作品なんじゃないかなと思います。そんな部分を楽しめる一方で、ストーリーには結構重いところもあったりしますし、一本芯の通ったお話でした。
ちょっと特殊な設定が面白いというだけじゃない作品なので、ストーリーと変身という部分をいっしょに楽しんで頂けたらなと思います。ぜひよろしくお願いします。
間宮アユム役 千葉翔也様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
ゲーム本編のボリュームもさることながら、特典CDとかもたくさん録れまして、最終的にアユムのことが好きになって終われたなと思いました。第一印象から好きだったんですけど、話が進めば進むほど、演じていて楽しいのにプラスして、本人のことを好きになっていくような人物だなと思ったので楽しかったですね。
作品の内容的にも非常にストーリーが個人的にも面白く感じたので、ほかの人物のストーリーもぜひ知りたいなと思っています。
演じられた間宮アユムの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
アユムは一見モテモテの憧れの生徒会長なんですけど、内面的にはストーリーにすごく関わるような部分でいろいろ考えている部分があるので、そこを知ったときに、僕はすごくいろんなことが紐づいて彼のことを理解できました。知れば知るほど、人間っぽい人なんですよ。そこが魅力かなと思います。
基本的にはめちゃくちゃ優しいですし、本人が思っているよりも優しいので、たぶん周りの人間の方が自分自身よりもアユムのことが好きなんじゃないかな? 僕もそのうちのひとりです。
演じるうえで意識した点は、主人公に対しての気持ちの置きどころというか、出会ってから、どこが自分にとって引っかかって、このワードは言われると自分に刺さる、みたいなところがわかる男の子だったので、そのあたりのターニングポイント的な部分は意識しながらやってますね。
あとは、ちゃんと生徒会長っぽい部分の出し方というか。頭が良さそうなところとか、落ち着いている部分、冷静な部分がありつつも、それはガワの部分であって、意外と内面とはギャップがあるなと思ったので、うまいこと共存させられたらなと思いながらやらせて頂きました。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
ヒロインとのやり取りのなかで、ちょっとアユムの外側が剥がれかけた瞬間があるんですけど、いろいろな作品に出てくる高校生って大人びていることが多いので、とても優しいし、言葉選びも丸いんですけど、アユムに関してはけっこうリアル寄りの口調をしているというか、わりと極端な感じがしたので、すごく共感できました。アユムは極端なところがあるので、そことヒロインがどう絡んでいくのかっていうのは、みなさんも手に汗握りながら見てもらえるんじゃないかな?
最初、いちばん手が届かなさそうな距離感を取ってくる人物だからこそ、年相応なところが出たときに、僕自身も面白いと感じましたね。
また、アユムには妹のリツがいます。リツはビジュアルやしゃべりかたが全部魅力的なので、そんな彼女に対して「このリツがいるなら、こういうお兄ちゃんがいるな」というところはわかるような気がしました。
とくに印象に残っているのは、リツとヒロインが出会ったところです。それを知ったときのアユムのリアクションがめちゃくちゃ面白かったかったです。
ギャグじゃないシスコンっていうか……いや、ギャグとして描かれるんですけど、わりとギャグじゃない感じのスレスレのラインというか。アユムのようなシスコンは初めて出会ったなと思いました(笑)。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで千葉さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
敵に回したくないのも、味方にしたいのも榎木(淳弥)さんと八代(拓)さんですね。もし敵になってしまったら、どうなるか想像もつかないというか。本当にふたりはフラットですし、敵になったら怖いですよね。
この世の中に敵がいなさそうだから、敵ができたときに躊躇がなさそう……。
本当に壮絶なことをしないとふたりは怒らないと思うんですよね。ちょっと見たい気もするんですけど(笑)。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
今回『Paradigm Paradox』に出演させて頂いて、ストーリーを読み進めるのが自分自身も楽しくて。キャラクターたちの全員がいて始まる話だし、全員いるからちゃんと終わりに向かうエピソードだなと思ったので、もちろんアユムをいちばん好きになってほしいのですが、僕はみんな愛せる人たちだなあと本当に思えましたので、皆さんにもそうなってほしいなと思います。
女性キャラクターがこんなに出る乙女ゲームっていうのが自分のなかではすごく意外だったんですけど、それがとってもしっくりくる素敵なストーリーだなと感じました。
きっとアユムがいちばん人間っぽいキャラクターなで、リアルに好きになってください。お願いします!
伊吹役 野上 翔様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
2日に分けて録らせていただいて、いま全収録が終わった直後です。やはり初回収録では、僕もスタッフの皆さんも台本や設定を元に「伊吹を形作っていく」っていう最初のスタートラインだったので、2回目の今日は更に踏み込んでやれたなと思っています。
物語の頭から録っていくので、当然そうでなきゃいけないんですけど(笑)
自分で試行錯誤したものと、実際に現場で頂いたディレクションとを照らし合わせて咀嚼して、皆さんと一緒に積み上げていきながら楽しく収録させていただきました。
演じられた伊吹の魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
伊吹の魅力に関しては、たぶん彼は誰よりもこの物語の核心に近いというか、それゆえに全てを諦めているような、達観しているようなところがあります。そういう少し影のある不思議なところが彼の魅力だと思います。
これまで自分があまり演じる機会がなかったタイプの人物なので、楽しい反面難しかったですね(笑)
意識した点については、どんな感情でもあまり大きな波を起こさず、基本的に笑顔でしゃべっていました。
それも『満面の笑み』ではなく『静かな笑み』というか。
誰でも他人のプラスではない側面を知ってしまったら、それに伴う感情や表情、勿論声も変わってくるものだと思いますが、それでもやっぱり彼は余裕というか、全てを俯瞰で見てるような空気を纏っていけないキャラクターなんですよ。
そんな彼が余裕をなくす瞬間って、この大きく長い物語のなかで1箇所あるかどうかだと思います。
なので演じる僕自身もなるべく心の余裕を持って、どこか一歩引いて物事を見ているようなアプローチをさせていただいたつもりです。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
見どころとしては、同じ人物だけど声優がふたりいるっていうところですね。これまでオトメイト作品に何度か参加させていただきましたが、メインとしてこれだけ女性が出てくる作品は初めてだったので、見どころはそこですかね。
最初に女性に変身すると聞いたときは「俺らがやるんじゃないか…?」って8Pの全員に緊張が走ったんですけど(笑)。素晴らしいキャスト様が演じてくださっています。
同一人物ですが演じているのはそれぞれ別の人間なので、男女の姿での真逆なところや、逆に共通項みたいなものを探してみると面白いかもしれないですね。
印象に残ったシチュエーションは、いろいろあるんですけど、あまり踏み込み過ぎちゃうと伏せ字だらけになっちゃうと思うので……。
伊吹はモラヴィアの姿になることに関しては特に抵抗のない人なので、ヒロインの前で急に変わって、元に戻るっていうシーンがあったんですけど、そこですかね。
その中で、モラヴィアの言葉を次いでしゃべるようにひとつのセリフの中で変わるところもお気に入りです。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで野上さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
敵に回したくないのは全員ですね。味方にしたい…というか、みんな味方でいてくれたらいいなって思います。僕から見た7人はみんないい人なんですよ。だからみんな敵に回したくないですし、可能なら仲よくしていたいです。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
改めまして、伊吹を演じさせて頂きました野上翔です。まず、これまであまり接することがなかった役柄に挑戦する素敵な機会を頂けたことがすごくありがたいです。
ただ、これで初めましての方にはゲームを遊んだ後に8Pのバラエティには来てほしくないなあ……この素敵なゲームのままの印象で僕らのイメージを留めておいてほしいという気持ちもありますが、せっかくのコラボなので、8Pもよろしくお願いします! と言っておきますね(笑)。
この8人でお芝居ができた、しかも歴史あるオトメイトさんとやらせて頂けたというのは8P的にもすごく価値のある大きな一歩ですし、収録順で言いますと僕はオトメイトさんで初めて攻略キャラクターを演じさせて頂きました。
8Pにとっても個人的にもメモリアルな作品である今作。
この物語、そして伊吹という人物を通して、少しでも皆様がポジティブな気持ちになれるお手伝いが出来たら嬉しいです。よろしくお願いします!
冨司リョウ役 益山武明様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
冨司リョウ役の益山武明です。僕自身、乙女ゲームの収録は正直あまり馴染みがないお仕事で、しかも今回はオトメイトさんからリリースされる作品ということで、正直かなりドキドキしていました。
でも、キャラクター的に淡々としているところがあるので、自分のドキドキが出すぎないように、しっかり集中して「やるぞ」と強い気持ちを持って挑ませて頂いていたんですけれども。
本編だけではなく、いろいろな特典でも面白いお話があったりので、すごく楽しませてやらせて頂きました。
演じられた冨司リョウの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
一見するとリョウは冷たいというか、淡白なキャラクターではあるんですけれども、でもいろんな事情が背負ってここにいる人間なので、心の中ではいろんなことを考えていたりとか、彼なりの葛藤があったりして、心の動きは大きい人間です。セリフとしては淡白なんだけれども、ハートの部分はつねに意識しながらやっていました。
心に抱えているものと表に出るものが違うところがあるのかなと思ったので、そういうところは大事に演じさせて頂きましたね。
あとは、意外とお茶目というか。リョウは26歳で、この作品のキャラクターたちのなかではわりと年上のキャラクターなんですけど、とはいえやっぱ20代のまだ若い男性ではあるので、意外と少年の心というかかわいらしい一面もあります。
真面目な人だからこそ、お茶目なところが素敵……となっちゃうような、ギャップみたいなものも感じて頂けるとうれしいなと思いながら演じさせて頂きました。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
リョウと主人公がふたりきりで、コロニーの外のとある場所で過ごすシーンです。そこで初めてリョウの人間らしいところが見えるんです。彼の背負っているいろんなものとか、それらから解放された冨司リョウというひとりの人間としての一面が見られるという感じかな。
例えば、少年っぽい表情もするんだって思ってもらったりとか、楽しそうにしていたりだとか、そういう一面が見えるシーンが演じていても楽しかったです。
すごく素敵だなと思いながらやっていたので、そこが僕のなかでは印象深いシーンになっておりますね。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで益山さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
僕は榎木淳弥くんですね。非常に頭の回転が早くて、知恵が働くんですよ。敵に回したら相当厄介だろうなというふうに思いますね。心根はめちゃめちゃいいやつなので、最終的にはちゃんと改心して味方になってくれるんじゃないかなと、そういう展開まで考えちゃいますね(笑)。
ドラマが生まれそうな気がしますし、僕は榎木淳弥くんかなぁ。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
今回『Paradigm Paradox』という素敵な作品に関わらせて頂きました。オトメイトさんから出ている作品のなかでもけっこう個性的な作品かなと思っています。本当に素敵なキャラクターが登場して、どのキャラクターもひと筋縄ではいかないというか。彼らが関わり合うことによって、物語は皆様が思いもよらない方向にどんどん転がっていく、先の見えないお話になっているんじゃないかなと思います。
たぶんオトメイトさんを楽しんでいらっしゃるのは女性の方が中心かなとは思うんですけど、性別問わず幅広い方に楽しんでもらえるような作品になっています。
ご興味を持って頂けましたら、ぜひ手に取ってプレイして楽しんで頂けましたら幸いでございます。よろしくお願いします。
日向役 ランズベリー・アーサー様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
何日間かに分けて録っていきましたが、それでもあっという間だった感じはしますね。いままでコンシューマーで発売される女性ゲームに出演することがあまりなかったので、すごく新鮮な気持ちで楽しい時間を過ごさせて頂きました。
演じられた日向の魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
日向は面倒見が良いお兄ちゃんというか、お兄ちゃんを通り越して最早オカンって感じの子です(笑)。お母さん感はあるけれど、それを最初から全面に出しちゃうとヴィランじゃなくて優しいお母さんみたいになっちゃうので、そこの温度感というか、線引きはすごく難しかったけれど楽しかったですね。
仲間には優しいけど、よそ者には壁をしっかり作って一線引いていく。一回内側に入って仲良くなれると、ファミリー的な空気感を感じられるキャラクターです。
仲間だと認めた人に対してあったかいところは、ヒロインに対しても同じです。
仲間になったあと、彼女が自分に対して来てくれることで、だんだんと心が打ち解けていくシーンは演じていても楽しかったですね。
日向ルートに進んで行ってもらうと、どんどん人間味も増してくると思うので、最初はちょっと合わないかも……と思っても、個別ルートを進めてもらえれば、好きになってもらえるんじゃないかなって気がします。
知れば知るほどどんどん魅力が出てくる、スルメみたいなキャラクターだと思います。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
見どころは、世界観がすごく凝っているところです。コロニーってそもそも何? ここは本当に現実の世界なのか?とか、複雑な世界設定があったので。
そのなかで印象に残っているのは、キャラクター同士の戦闘や、害獣という未知の生物が出てくるシーンでして。この作品にはしっかりと、死ぬという概念があるんだなと思いました。
正義と悪の戦いなので、ルートによってはヴィランがヒーローを倒してしまったり、人が死ぬことがあります。いろんな死にざまがあったので、そこも新鮮でしたね。
そこまで詳しくはないのでもし他にも沢山あったら申し訳ないんですが、いわゆる乙女ゲームと言われるジャンルで、この作品のような死に方をするパターンってそんなにはないのかな?と思いました。
例えば戦ったりしたうえで生き様、死に様を描いて力尽きるとかはあると思うんですけど、この作品においては、人ってあっさり死んでしまうんだな…と。
また、お気に入りのシーンは一時共闘みたいな感じで正義と悪が手を取り合うシーンです。昨日の敵は今日の友みたいな感じで、共闘するところは熱かったです。
そこは、ぜひゲームを進めて頂いてどんなシーンなのか、皆さんの目で確かめてもらえたらうれしいです。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかでランズベリーさんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
あははは、なるほど(笑)! そうですね…味方にしたい人だと榎木淳弥。ふだん淳弥はボケたりよくわからない事を言ったりするんですけど、すごく頭が回る人間なので、味方にいてくれると参謀になってくれそうというか、良きアドバイスをくれたり、解決する方法を上手に見つけてくれるんじゃないかなって気はします。
あとは、単純に元気をもらいたいときは八代拓ちゃんや畠中祐にそばにいてほしいですね。
問題が解決するかどうかはわからないですけど(笑)、元気が出るような応援をしてくれて、パワーをもらえる気がします。
逆に敵に回したくない人だと、千葉翔(也)なんかはいまっぽくSNSを駆使して困らせてきそうな気がします。
絶対に千葉翔自体はそんなことしないんですけど、SNSを駆使した何かをしそう、ってこれは若い人に対しての偏見かもしれないですね…(笑)。
一応名前はだしたものの、8Pのみんなとはいつまでも変わらずに仲良くいたいので、全員敵には回したくないです(笑)。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
8Pがこうしてオトメイトさんのゲームとコラボして頂いて、キャスティングして頂けるのは本当にすごいことですし、光栄に思います。8人全員が楽しみにしているコンテンツなので、その我々の熱量だったり、想いを少しでも感じていただければ嬉しく思います。是非一緒に盛り上げていきましょう~!
これからも『Paradigm Paradox』、そして我々8Pの応援をよろしくお願いします。
雪波役 畠中 祐様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
収録がひととおり終わって、正直ホッとしています。ここまで思考が幼いというか、そういうふうに育ってしまった子を演じるんは初めてだったので、正直、彼に振り回されないように必死でした。
雪波は元気だし、純粋無垢なぶんガンガンテンションも上がっちゃうし、それにちょっと暴力的な部分もあるし。
そんな彼に演じている僕自身が振り回されないように必死だったので、いま収録を終えて、やっと胸をなで下ろした感じです。
演じられた雪波の魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
雪波は疑うとか疑わないとかそういうものじゃなくて、もっともっと感じるがままに生きてきた人だと思うので、そういう意味では、演じていて改めてこっちが気づかされるようなものがすごく多かったです。なんで? どうして? という疑問が、僕らだったら当然だと思ってたものに対しても多くて、それは演じていてハッとさせられるし。彼独特の視点が、彼の魅力に繋がっている気がします。
あと、すごく素直。その素直さが怖く映ってしまったりもするんですけど、でもそこが彼の魅力というか、本当はきれいな心を持った青年なんだなって何度も何度も気づかされるシーンがありました。
演じるうえで意識した点については、彼らしい純粋さみたいなものは歳をとればとるほど失ってきてしまうものなので、だから無くさないようにしようっていうのと、それを表現しようとするがあまりに、やりすぎちゃう部分が自分の中であったりしたので、その微妙なバランスは気をつけないとなって思ったところでした。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
この作品はしっかりした設定がある重厚なストーリーで、知れば知るほどこの世界の深い闇に触れていく感じ。だから、パッケージのかわいらしさや元気な感じ、明るい感じと打って変わり、ものすごくちゃんとしたSFドラマを見ている気がして、とっても面白かったですね。
僕は雪波を演じていて、彼の気持ちがすごくわかるなぁという瞬間が何度もあったので、ツラいシーンやかなりハードなシーンもたくさんあったんですけど、そういうところも見どころのひとつです。
また、何よりもやっぱりヒロインとの心の通い合いみたいなものは、僕が読んでてもウルっときましたし、すごいシーンがいっぱいありました。
お気に入りのシーンをひとつ挙げるとするならば、お花のシーンが大好きだなと。
雪波がいろんなことに気づくシーンでもあって、そこがすごく好きでした。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで畠中さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
敵にしたくないのはみんなですけど、なかでも敵に回したくないのは髙坂(篤志)さん。怒ると絶対怖そう。いつもあんなにニコニコしていて許してくれる人が、本当にキレてしまうと、僕は怖くて泣いちゃうんじゃないかな(笑)。
僕らは髙坂さんを“専務”って呼んでるんですけど、専務は絶対に怒らせたくないし、いつまでもニコニコしててほしいなって思います。
また、味方にしたいのは、全員味方になってくれたらありがたいですけど、いちばん味方にしておきたいのは益山(武明)さんですかね?
専務ももちろん味方にしておきたいですけど、益山さんがひとりいればなんでも叶う気がする。なんでもできる人だから、一家に一台ほしいですね(笑)。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
本当にこのゲームは相当やり込んでもらいたいというか、やればやるほど「そうだったのか」という設定や、世界の裏側がすごく見えてくると思います。ひとりひとりのトラウマだったり、抱えているものだったりがすごく丁寧に描かれていて、とても濃厚な人間ドラマがあります。
深く深く掘り下げていくと、最初に持ったイメージとは180度変わるような作品になっていると思うので、とにかくやり込んでください。ひとりひとり攻略して楽しんでもらえたらうれしいです!
高遠トキオ役 八代 拓様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
『Paradigm Paradox』への出演のお話を頂いたときに、作品の世界観だったり、男性がじつは女性? みたいな設定だったり、いろんなところがすごく面白そうだなと思いました。そして何よりもやっぱり、思い入れのある演者たちと作品を作れるというのがすごくうれしくて。
収録自体はひとりでやりますが、そういう嬉しさも感じつつ、幸せな時間だなと思いながら収録させて頂きましたし。
またストーリーに関しても、さまざまなシーンや物語の結末を演じながら改めて感じたので、いま、すごくいろいろな思いが巡っているというか……。達成感がありますし、このストーリーを早く皆さんにお届けできたらうれしいなという気持ちでいっぱいです。
演じられた高遠トキオの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
まずキャッチーなところで言うと、キャラクター設定にもあるように彼は天才なので、彼の頭から出てくるアイデアはストーリーのなかでも重要なところになっていたりするので、彼の頭脳は魅力的な部分だなと思います。『Paradigm Paradox』の全体を通して考えると、トキオくんが登場したてのときは、研究以外に関しての感情がほとんどまっさらな状態なんです。そこからスタートするっていうところが、キャラクターとしての魅力になっているんじゃないかなと感じましたね。
共通ルートはほとんど感情ゼロ……いや、好きなものはあるからゼロじゃないんですけど。
研究については深いのですが、そこ以外には興味を示さないですからね。人に興味を示すっていうのが彼の大きな成長だと思います。
これは演じるうえで意識した点にも繋がってくるのですが、主人公との出会いによって知らない感情を感じたり覚えたりしていくところは、彼の純粋さや無垢さがすごく際立ちます。
どんどんストーリーを追うごとに、距離感や関係性もそうなんですけど、何よりも彼の感情が動いていくところが見えます。
主人公との距離感でいうと、彼はいちばん遠くからスタートしてるんじゃないかな? と思ったりもします。
彼の振り幅がすごく魅力だと思いますし、そこが伝わったらいいなと思いながら意識して収録させて頂きました。
本作での見どころや、とくに印象に残ったシチュエーション・お気に入りのシーンをお聞かせください。
トキオの個別ルートは、演じさせて頂いたキャラクターというのもあって、すべてが印象に残っていますね。また、それぞれのキャラクターの物語が収録されているんですが、そこに行く前に僕も読んでいて衝撃的な「あ、その位置の人がそうなっちゃうの!?」っていう驚きの出来事が主人公の周りで起きたりとか、ルートによってはこういう結末もあったんだというようなシーン、ターニングポイントとなるシーンがあったりしますので、そこはすごく印象に残ってます。
プレイして頂く皆さんにも印象的なシーンとして心に残るんじゃないかなと思います。
本作では正義の味方として人類の敵と戦うキャラクターたちの物語が展開します。それにちなんで、「8P」のなかで八代さんが敵に回したくない、もしくは味方にしたいと思うメンバーを教えてください。
益山武明さんですね(笑)。これは、彼が強そうだからではないんですよ。確かに彼はガタイがいいから強そうですけど、理由はそこではなくて。彼は本当に聖人のような方なんですよ。
本当にいい人ですし、あたたかくてすごく人情味に溢れている。
そこが僕は大好きですし、尊敬をしている部分なんですけど、そんな益山さんが敵に回るってことは、確実に僕が間違っているだろうなと(笑)。彼が過ちを犯すとは思えないですから。
由なく僕の敵になるとは思えないので、彼が敵になるということは自分が悪ということなので、敵に回したくないというか、彼が敵になるようなことがあってはいけないということですね。
最後に、発売を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
本当にこのゲームの魅力はひとことで説明するのがすごく難しくて、男性たちにも派閥があったり、それぞれに課せられた役目があったり、「男の子なの? 女の子なの?」というファンタジー的な要素もあったり。そのなかで自分たちが暮らしている世界を守るといったような壮大な役目もあったりして、月並みな表現ですけど、このゲームひとつでいろんな要素が楽しめます。
僕はそれらの要素を新鮮に感じながら収録させて頂きましたので、皆さんにもその新鮮さを味わいながら楽しくプレイして頂けたらうれしいです。
そして、ぜひ“あのエンディング”に辿り着いてほしいので、たっぷりプレイして頂けたらうれしいです。よろしくお願いします。