Special

発売日10日前/ニクス ご機嫌いかがですか。もしよろしければ、私とお茶でもいかがです?
……こんなにも穏やかな気持ちで日々を過ごせるとは、思いもしませんでした。 ああ……私の犯した罪を忘れた訳ではありません。
忘れることなどできないのですから。
私の罪はどんなに償ったとしても決して許されるものではないですが、これから私の一生をかけて、私にできることを精一杯やってゆくつもりです。
そんな私が、こうやってあなたと幸福なひと時を過ごすこともおこがましいのかもしれませんが……しかし、今だけはお許し下さい。
ああ、そうでした。大事なことをお伝えしなければなりません。
明日はとあるお偉い方があなたの元へやってくるでしょう。……いや、あなたがその方に会いに行く、という方が正しいのかもしれませんが。
寒い場所なので、しっかり防寒することをおすすめしますよ。
それでは、お茶会はこの辺でお開きにしましょうか。
今度は、私が新しく購入した屋敷で……ね。

発売日9日前/ルネ セレスティザムへようこそ。
なんだか今日はキミが来てくれる予感がしてたんだ。
本当ならボクの方から会いに行きたいくらいなんだけど、あいにくボクはここを離れる訳にはいかないからね。
……で、今日はどんな用でここまで来たのかな?
ふっ、分かってるよ。ボクにお願いごとがあるんでしょ?
ボクに会いに来た? それだけ?
あぁ、そうなんだ。……いや、まさかそんな理由だと思ってなくて、驚いたというか、嬉しかったというか……
……そんなこと言われると、つい気持ちが揺らいじゃうな。
だってボクはキミに――……ううん。何でもない。
えーと、次の人の紹介だっけ? じゃあ簡潔に伝えるよ。
無口・無表情・無愛想! ……どう、分かったかな?
じゃあ、また会いに来てね。……いや、キミはきっとまたボクの元へ会いに来る。
今度は予感じゃないよ、確信だよ。それじゃあね

発売日8日前/ジェット 女王の卵か、何か俺に用か。
……今日の俺の予定が聞きたいだと? お前を守ることだ。
明日? 明日もお前を守る。
明後日も、その次の日もそうだ。……簡潔に伝えると、ずっとだ。
ん? なぜか今、お前の体温が上昇している……
俺は何かおかしなことを言ったか?
……いや、俺はおかしいのかもしれない。俺は主の命令だからではなく、俺自身が出している命令で行動している。こんなことは今までなかった。
俺は、一体――……いや、今は考えるのはやめよう。任務に支障が出るからな。
そうだ、もう一つ任務があった。明日、お前の元にとある新聞記者がやって来る。年齢は三十二、身長は百――そこまでの情報はいらないのか。
了解した。
では、今日はこのままお前の警護に当たる。問題ないな?

発売日7日前/ベルナール 僕はこれから取材に行くところさ。
少し遠くまで行くから、戻って来られるのは七日後くらいかな。
その後はしばらく休暇をもらおうと思っているんだけど、もし良かったら、その時は僕の買い物に付き合ってくれないかい?
君ももう大学生だし、せっかくだから僕の服を見立ててもらおうかなって思ってね。
買い物に付き合ってくれたらお礼は……そうだな。
ウォードン一、美味しいケーキを御馳走するよ。
それでいかがでしょうか、お嬢さん? ははっ
あ、そうだ。大事なことを忘れていたよ。次の人の紹介だったね。
んーそうだなぁ。アルカディアの未来を担う若き科学者。
ツンデレの代名詞といえばこの人……!
ははっ、記事にするならこんな見出しになるかな?
おっと、それじゃあ僕はそろそろ行くね。
君の顔を見られたから仕事を頑張れそうだよ。ありがとう、またね。

発売日6日前/エレンフリート …………
はぁ……私は何をやっているんだ。
こんなところまで来て一体…… 
!! い、いつからそこにいたのですか!! 驚くじゃないですか……
……あの、今日はその、その……
いえ、何でもありません。近くに用があったので少し立ち寄っただけです。……そう、それだけです。じゃあ、私はこれで。
――あ、そういえば、あなたにお伝えしなければいけないことがありました。
明日、料理好きのとあるジャスパードールがあなたをおもてなししてくれるそうですよ。……ジェットにも料理の機能を備えた方が良いでしょうか。
……ごほん。では、財団に戻ります。また……気が向いたら来ます。

発売日5日前/ジェイド ふんふーん♪
あ、丁度いいところに来たね。今ケーキが焼けたところだよ。
……うーん、ちょっと作り過ぎちゃったかな?
足りなくなったらいけないと思って作ったんだけど。
みんなに会えると思うと、嬉しくてついね。
もちろん君に会えることもすごく楽しみにしていたよ。
そうそう! オーブハンターのみんなの他にも、実は声をかけている人がいるんだ。
君のことを『お宝ちゃん』って呼ぶ、彼だよ。
うーん……それじゃあ、二人でこっそり先に食べちゃおうか。
……みんなには秘密でね。

発売日4日前/ロシュ おーい、そこのかわいこちゃん。良かったらオレとお茶でもしない?
ははっ、オレだよオレ。そんな警戒すんなって。
こーんなところで会えるなんて、オレたち赤い糸で結ばれてたりして。
いや、完全に結ばれちゃってるな。うんうん。
ってわけでこれからデートでもしないか? 元女王の卵とデートできるなんて光栄以外のなにものでもないしな。
……オレとお前は住む世界が違うし、こうして話すことだって本当だったら有り得ないことだから……
って、んなこと今話したところで無意味だけどな。ほら、デート行こうぜ。
あ、そうだそうだ。お前に伝えなきゃいけないことがあったんだった。
明日お前のところに、とある人物が会いに来る。誰かっていうと、まぁ俺には劣るがそれなりに男前だ。そして超が付くほどの真面目。
そんで、お前のことすっげー守ろうとするやつ。これだけ言えば分かるよな?
よーし、じゃあ今度こそデートに行こうぜ!

発売日3日前/ヒュウガ どこかへ出かけるのか? 街……そうか。ならば俺も一緒に行こう。
貴女をお守りするのが俺の役目だからだ。
窃盗、誘拐、詐欺……街には危険が溢れている。
貴女は女王の卵。このアルカディアにとってかけがえのない尊き存在。
万が一貴女の身に何かあれば、俺は――
……大袈裟などではない。どこへ行こうと俺は着いていく。
貴女の傍にいさせて欲しいんだ。
覚えていてくれ。俺は何があっても貴女をお守りし、いかなる時でも貴女の味方だ。どんな決断を貴女が下そうとも、俺は必ず傍にいる。
三日後……きっとそう感じてもらえるはずだ。
屋敷を出る前にもう一つだけ……必ず伝えなければいけないことがあった。
次の担当の紹介だ。……とても聡明な方だ。
貴女にも会う機会が――……いや、何でもない。
それでは出かけようか、俺が先を歩く。……ん、並んで?
……ああ、分かった

発売日2日前/マティアス 今宵も私に会いにきてくれたのですか。
……そうですか、とても嬉しいです。
次にそなたに会えるのはいつだろうと、最近はそればかり考えてしまいます。
……そなたへの想いが募れば募るほど、こうして共に過ごす時間が、まるで一瞬のように短く、儚く感じるのです。
私はこうして、ここでそなたを待つことしかできませんが、私がいつもここにいることを忘れないで下さい。
そなたが望めば、また、必ず……
そうそう、次の方の紹介ですが……
すみません。残念ながらその方のことは私も詳しく知らないのです。
ただ、そなたに非常によく似た容姿をしているとだけは聞きました。
……実に興味深いですね。
では、またそなたに会える日を信じて待っています。ずっと、ずっと……

発売日1日前/カミーユ ねえねえ、暇だったら僕と出かけようよ。どこへ行きたい?
君とだったら僕はどこでもいいなぁ。
え? みんなで? そんなぁ……僕は君と二人がいいよ。
ほら、みんなとはいつも一緒にいるんだし。
……もう、仕方ないな。そんなに言うなら今日は我慢してあげるよ、『姉さん』。
あれ、姉さん呼びも駄目なの? それくらいはいいでしょ、だって僕たちこんなに似てるんだし。もう双子ってことにすればいいと思うけどな。
明日は沢山の人に会うんだし、会う人会う人に『あれ、君たちそっくり!』『双子なの?』って確実に言われると思うよ?
例えば、赤い髪の、えらーい地位についている人とかに? 誰だか分かるかな?
まぁそんな話は置いておいて……やっぱり二人で出かけちゃおう!
ほら、手を貸して。

発売日当日/レイン やっと……やっとお前に会える日がきたんだな。
こうやって改めて面と向かうと、なんだか照れるな。
二年前と今とじゃ、オレの立場は随分と変わってしまったけど、オーブハンターのみんなや、お前との関係は何も変わっちゃいない。
……あーいや、お前との関係はむしろ変えたいくらいなんだが――って、何でもない。気にしないでくれ。
それにしても、久々の街は活気づいているな。
ここ最近、ずっと研究室にこもりきりだったからさ。
もう少しゆっくりしたいところなんだが、こんな時間か。
そろそろ財団に戻らないと。
そんな顔するなって、またすぐに会えるさ。
それに、どんなに離れていてもオレたちの心は繋がっている。そうだろう?
『せせらぎ邸』で待っていてくれ。必ずお前に会いに行くから。約束するぜ。