20XX年4月1日から新宿区でのみ発生している連続凶悪事件。
現場には共通して謎のローマ数字とコインが残されており、
警察及び政府は複数犯または組織によるテロ行為と推察している。
事件では犯行予告とともに、警察の不祥事を明るみにする声明が出されている。

最初の事件発生から5ヶ月の9月1日に、政府は新宿区を危険区域に指定した。
これ以上被害を広げないことを目的に、厚い壁や鉄線で区を封鎖。
出入りが出来ないような措置をとった。

新宿隔離措置発令と時を同じくして、新宿区限定で銃刀法が解除された。
区民に配られた拳銃は登録制でそれぞれにコードが記されており、
使用に際して細かいルールが定められている。

主人公にはめられた首輪には毒が内蔵されており、彼女はつねに死の恐怖に脅かされている。
この首輪は同時に犯人へと繋がる重要な鍵となるため、主人公も愛時たちの捜査に加わる。

柳愛時を始め、X-Day事件を独自に捜査している人物たちの集団。
探偵事務所と名乗っているが機能はしておらず、捜査も基本的に個々で行っている。

主人公が所属する通称・特防。X-Day事件の複雑化により新宿署に新設された。
相談窓口での対応や、事件性があると判断された通報に対処。
区民からの苦情を受ける係でもあり、巡回連絡も行っている。

「X-Day事件」の実行犯とされているテロ組織の名称。
動画で声明を出す際、自らのことを“アドニス”と名乗っており、
「新宿を足掛かりにこの国を再生する」ことが目的だと宣言している。
組織の規模、活動拠点などは不明。
2年前に起きた総理大臣暗殺未遂事件の実行犯と同名のため
残党が集まり再結成したのではないかと囁かれている。

「X-Day事件」の現場には常に模造困難な技術で作られたコインが残されており
組織を象徴するアネモネの花と猫のモチーフ、“ADONIS”という文字が刻印されている。

「X-Day事件」の現場に必ず残されているローマ数字。
4月は「Ⅸ(9)」、5月は「Ⅷ(8)」といったように
数が減っていくカウントダウンの形式を取っていることから、
「0」になる翌年の1月に何かが起こるのではないかと噂されている。
また、警察内部では事件ごとの手口の違いや現場の状況などから
各月で実行犯が違い、複数人による犯行という見解がある。

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