SPECIAL
柳 愛時 役 森田成一 様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
本編の『Collar×Malice』がファンの方に受け入れて頂いて、ヒット作になったことをとてもうれしく思いますし、応援してくださった皆さんに感謝しています。そのおかげでファンディスクを作ることができたのですが、収録は本編よりも難しかった印象ですね。内容が甘々なので(笑)
本編はハードボイルドな作品で、愛時やほかのキャラクターたちが背負っているものも重かったので、録っている最中に恋愛ゲームであることをすっかり忘れてやっていたんですよね(笑)
でも今回の後日談はかなり甘々ですし、パーソナルな愛時がたくさん出てきたので、ちょっとビックリしました。
本作での『After Story』の見どころや、お気に入りのシーンは?
全体を通して日常の1コマを細かく描いています。本編では事件を追うことが前提にあったのですが、今回は主人公との暮らしぶりにスポットライトが当たっていて、淡々とした毎日ではありながら、心理描写が事細かに表現されています。
なので、そこが一番の見どころかなと。演じる上でも、事件がひと段落つき、主人公とも仲よくなってからのお話なので、今まで見せなかった抑揚のつけたかたをしていますね。
とても微妙な差異ではあるのですが、愛時の人間らしい一面が増えた気がしますし、そこは今までの彼と違うかなと思います。あとは、主人公がエロいです(笑)
収録していて「えっ、そういう子だったの!?」って驚きがありましたね! ここまで大胆だったんだなって、僕も愛時もお互いにビックリして、動揺していました(笑)
『After Story』以外のシナリオでの見どころや、印象に残ったシーンなどを教えてください。
愛時のルートで事件が起きるのかなと思ったら全部が甘々で、ほかのルートで事件が勃発していました(笑)本編でのハードボイルドな感じや、ミステリーな感じが出ていて好きでしたね。
探偵らしいところも見られるし、警察らしいところも見られて、バランスが取れてるなって感じです。
岡崎 契 役 梶 裕貴 様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
昨年キャラクターCDを収録したこともあり、そこまで久しぶりという感じはありませんでした。岡崎契は個性の強い人だと思うのですが、なんだか演じやすいんです。
謎だらけな人ではありますが、僕は不思議と彼の内面や思考が理解できるので、今回も感情移入しながらお芝居させていただきました。
本作での『After Story』の見どころや、お気に入りのシーンは?
前作では、彼のいろいろな秘密が明らかになりました。SPという仕事や彼の過去にも関係することですが、かつては“職務を全うできるなら自分は死んでも構わないし、むしろそこに達成感や喜びすら感じてしまう”といったような人でした。
けれど、主人公との出会いや二人で過ごした時間によって、“大切な人のためにも自分は生きるべきだ”と気づけたことが、なによりも大きな変化だったと思います。
もともといろいろなことに対して積極的で、怖がらないタイプの人ではありましたが、今回はより周りの人との関係性が濃くなっていたような気がします。
本当の意味で、コミュニケーションがちゃんと取れる人間になっていましたね。
主人公との“人対人”の部分、そして男女関係も、より心から通じ合った状態でのスタートがきれているシナリオだったように感じています。
『After Story』以外のシナリオでの見どころや、印象に残ったシーンなどを教えてください。
先ほどもお話したように、探偵事務所の人たちとの距離も近くなっているので、彼らも岡崎のことをチームの一員として受け入れ始めているんだなという印象を受けました。前作に比べると、彼がSPとしての顔を見せるシーンは少な目でしたが、自分の命を大切にすることや、周りの人たちが自分をどう思ってくれているかに気づけるような人間に変化しているのではないかと感じました。
かといって甘くなるわけではなく、SPとしてのプライドやプロフェッショナルな面はキープしたままであるべきだと思ったので、そこは意識して演じさせていただきました。
が、意識し過ぎたのか、「ちょっと怖くなりすぎかも…」とスタッフさんに言われてしまったところもありましたね(笑)
榎本峰雄 役 斉藤壮馬 様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
またこうして『Collar×Malice -Unlimited-』というタイトルで、榎本峰雄といっしょに歩めたことがうれしいです。収録が全部朝だったので、朝からめっちゃ叫びました。
最終日は親知らずを抜いてから叫んだので、途中からめっちゃ血の味がして、そんな血の滲むような努力をした楽しい収録でした(笑)
峰雄、ほとんどの語尾にビックリマークがついてますからね! でも、そんな彼がいるから、チームの雰囲気が深刻になりすぎないところがあります。
それでいて、彼なりに引き締めるところがあるので、全力で楽しみながらやらせて頂きました。
本作での『After Story』の見どころや、お気に入りのシーンは?
女性が男性に「かわいい」と言うのは、キュンとしたときだと思うのですが、今回はそういう“かわいさ”に加えて、ひとりの大人の男としてのカッコよさが描かれています。それがすごくうれしくて、やっていて楽しかったですね。
ただのバカかわいいだと思っていた峰雄の男気に触れるギャップ! もう1番人気キャラ間違いなしですよ!
あとは僕自身の話なのですが、前回録らせてもらったときより、低音を出すのがうまくなったので、萌えポイントが上がったと思います(笑)!
低めの音がけっこう響いてくれたので、朝収録でよかったです。素敵なタイミングに彩られた【After Story】になりました。
『After Story』以外のシナリオでの見どころや、印象に残ったシーンなどを教えてください。
峰雄は最初、めちゃめちゃツンケンしてますね。「俺はお前を認めねぇ!」みたいな感じがあったんだなって、台本を見ながら思い出しました。典型的なツンデレです。今のツンデレってツンもデレもあるって感じだけど、初期のツンデレは最初ツンツンしていて、だんだんデレてくるんですよね。峰雄に古き良きツンデレを感じました(笑)
メインキャラクター以外との絡みも増えていて、ある人のシナリオではめっちゃ邪魔しています。
あとは特典で各種ドラマCDを録らせてもらっているのですが、ここの制作スタッフさんは最後で峰雄に叫ばせておけばなんとかなると思っている(笑)! この風潮を感じずにはいられないんですよ。
でも、こういう絶対に嘘がつけなくて、真っすぐな人の声を担当させてもらうのは貴重なので、自分にとっても改めて今回の収録は新鮮でした。
笹塚尊 役 浪川大輔 様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
非常に甘めのセリフが多いので、笹塚くんのこれまであまり見せなかった部分を出せた気がします。本編ではずっとツンツンしていたので、今回はツンツンと甘めのバランス具合が難しいなと思いながらセリフをしゃべらせて頂きました。
本作での『After Story』の見どころや、お気に入りのシーンは?
台本を読んで、笹塚くんのやりかたや言いかたに、思わず「書いている人、すごい趣味だな」って思ってしまいました(笑)自分から誘ったりせず、とにかく言わせるのが好きなタイプなんです。
「それでいいのか?」、「本当はどうなんだ?」、「言ってみろ」の応酬です! がんじがらめにして、逃げ場をなくすっていうね。
傍から見たら、まぁ……バカップルですよ。笹塚くん、今回は浮かれ気味です(笑)
僕にとってはこんなところもあるんだっていう発見がたくさんあった気がします。
例えば、意外と嫉妬深いところとか! 「バカ」とか「犬」とかって、突き放しているように見えるんですが、リードは離さないんですね。
あと、ドーナツは以前より食べてないかも……? あ、でも甘いものはいっぱい食べてたか。まぁ、つまり“甘いもの好き”には気をつけろっていうことです(笑)
甘いものが好きって、とっつきやすそうだし、実際にやさしいですが、スイーツ男子は実はスイーツじゃない。僕が女子だったら、今回それを学んだかな(笑)
『After Story』以外のシナリオでの見どころや、印象に残ったシーンなどを教えてください。
彼の持つトラウマをしっかりと確認し合うみたいなところがあります。それまで甘いシーンばかりやっていたので、そのシーンで「あ、そうだった。いっけね!」って思い出しました(笑)
あと、笹塚くんが主人公を庇ってピンチに陥るところがあるのですが、そこは「彼も人間なんだな」と感じるところでした。
今までは90%くらいツンツンしていて、10%くらいの隙がある人なのかなと思っていたんです。
でも今回の収録で、見栄を張ったり強がったりして、もうちょっと頑張って作っている部分があるのかなとも思いました。
今回は主人公とふたりのシーンが多いのですが、捜査しているときは周りのキャラクターも一気に出てきますし、そういう意味では一匹狼的な笹塚くんが見られます。
でも、今回はそれすら霞むくらい甘いんだよな……。
どんなにカッコいいこと言ったり、天才的な行動していても、甘いシーンの印象が強くてそっちに持っていかれる。それくらいすごかったです(笑)
白石景之 役 木村良平 様
まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
非常にいいペースで録ったので、疲れました(笑)でも、ハッピーエンドを迎えられたのでよかったです。
本作での『After Story』の見どころや、お気に入りのシーンは?
白石が与えられた行動だけではなく、人生の一つひとつを少しずつ自分で選ぶようになったというのは、やっぱりすごく大きな変化だと思います。今回、白石のストーリーは‘前に進む‘というのがキーポイントになっていて、人間的に成長させてもらったとか、ウソをつかずにいられるようになったとか、そういう変化が見られたのはいいなと思いました。
シリアスなシーンが多くなってくるのと、飄々としている“ザ・白石”っぽさが出ているシーンでは「あっ、白石戻ってきたな」という感じで、ちょっと安心しました(笑)
『After Story』以外のシナリオでの見どころや、印象に残ったシーンなどを教えてください。
本編では主人公に対して、嫉妬したりとか、愛をささやいたりしていましたが、他のキャラのルートだと、他人の恋模様をからかえるのがおもしろかったです(笑)あとは、柳(愛時)との関係性がすごくいいですよね。