時は元治元年、
江戸幕府が衰亡の一途を辿った動乱の時代

会津藩の武家に生まれた主人公は戦で兄を失い、
齢十六にして天涯孤独の身となってしまった。

悲しみに暮れた彼女は、
ある晩『兄が切腹に使用した刀』を抱いて眠りにつく。

すると、
夢の中に白虎と名乗る神が現れる――

白虎は、会津がいずれ敗軍となることを告げ、彼女に一つの使命を与えた。

「銃を使い、

いずれ生まれる『少年たちの悲劇』を

防いでください。


もし成し遂げた暁には、

どんな願いでも叶えましょう」


目が覚めると
兄の刀は一挺の銃へと姿を変えていた――

それから三年の月日が流れ、
砲術の達人へと成長した主人公は、
導かれるように
運命をともにする戦友たち出会うこととなる。

彼らが迎える結末は
悲劇か、栄光か、それとも……。

――これは、悲史抗う物語
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