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Nintendo Switch版 発売カウントダウン バックナンバー

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光森壱哉
「……今日は君たちに折り入って聞いてみたいことがある」

石動大我
「は? なんだよ改まって。さてはお嬢にスルーされまくって俺らのアドバイスでも欲しくなったか?」

光森壱哉
「違う! 俺はただ、君たちがもし彼女と結婚するとして、どんな結婚生活をイメージしているのかが知りたいんだ」

八神那由太
「ええっ!? な、な、なんで急にそんなこと……!?」

光森壱哉
「俺たちが目指すのはヒバリさんの花婿の座! だがその先にある結婚生活だって重要だ。そうじゃないか?」

春日
「一理ありますね。世の中には釣った魚に餌はやらないという言葉もありますし――」

春日
「いざ結婚してみたら、それまでの愛情が嘘のように傍若無人な態度でヒバリ様を傷つける……そうなっては困ります」

黛汐音
「なるほどね。そういうことなら付き合ってもいいよ。ぼくなりの未来予想図を話す程度だけど」

八神那由太
「ヒバリさんのためになることなら、俺も頑張って考えてみます!」

石動大我
「マジかよ……。いや、そういうのはまた今度でいいだろ。そろそろお嬢も帰ってくるころだしよ?」

春日
「ええ、ですからその前に済ませましょう。皆さんが思い描く理想の結婚生活――興味深く、拝聴させていただきます」

光森壱哉
「俺とヒバリさんの理想の新婚生活……。俺にとってはヒバリさんがいるだけで何より幸せなのは間違いないが――」

光森壱哉
「やっぱり新婚なら、おはようのキス、いってらっしゃいのキス、ただいまのキス、おやすみのキスは基本だろう!」

光森壱哉
「ああ、目に浮かぶよ。キスを迫る俺に、ヒバリさんは頬を赤く染め、恥じらいにややうつむきながらこう言うんだ……」

東条ヒバリ
「も、もう。壱哉さんったら……、そんなのいちいち、聞かないで……」

黛汐音
「……おかしいな。ぼくの知ってるヒバリちゃんとは違う人みたい」

八神那由太
「はい! 俺が知ってるヒバリさんなら絶対こうなります!」

東条ヒバリ
「……っ、朝っぱらから鬱陶しいのよ! しばらく私の半径5メートル以内立ち入り禁止!!」

光森壱哉
「……っ、そんなはずないだろう!! 俺の、俺の中のヒバリさんは……っ」

石動大我
「だっはっはっはっは! 残念だったな。それが現実ってヤツだ、受け入れろ」

春日
「以上、光森様の残念な結婚生活でした。今後のご健闘をお祈りいたします」

石動大我
「理想の新婚生活ねえ……。ま、結婚するからにはお嬢の我儘放題を許すわけにはいかねえよなあ?」

石動大我
「亭主関白っての? ここはしっかり俺がお嬢のことを躾けてやるつもりだ。もちろん、文句なんか言わせねえ」

石動大我
「やらかしたときは当然、正座で説教だ。泣いたって許してやらねえよ。ま、お嬢も少しは反省するんじゃね?」

東条ヒバリ
「ごめんなさい……、私が至らなくて……。今度からは努力するから……。だから、お願い、捨てないで……っ」

光森壱哉
「大我……。一体何様のつもりなんだ。そもそも君の場合、いつもは彼女に説教される立場じゃないか!」

黛汐音
「うん。逆の立場だったらものすごく想像できるんだけどね。……ほら、こんな感じで」

東条ヒバリ
「あなたって人は性懲りもなく……! そこに座りなさい。当然正座よ。今日という今日は許さないんだから……!」

八神那由太
「いいなあ……、正座でお説教……。ついでに踏んでくれないかなあ……」

石動大我
「うっせえよ。誰が正座なんかするか! 理想の結婚生活つってんだろ、何言おうが俺の勝手だ!」

春日
「以上、石動様の身勝手な結婚生活でした。 夢を語るのは自由ですが、ほどほどに……」

黛汐音
「うーん、理想の結婚生活っていうか、ぼくはヒバリちゃんと二人きりでのんびり暮らせたらそれで満足なんだ」

黛汐音
「クルーザーで世界一周の旅もいいかも。彼女にはもっと贅沢な時間の使い方を知ってもらいたいし……」

黛汐音
「デッキのプールサイドに寝そべって、綺麗な海を眺める彼女を抱き寄せたら、きっと素直になってくれると思う」

東条ヒバリ
「素敵……まるで天国にいるみたい。ずっとこんな時間が続いたらいいのに……」

石動大我
「いや……それはねえだろ。んな自堕落な生活、あのクソ真面目なお嬢に耐えられるわけねえ」

光森壱哉
「ああ……。汐音の気持ちはわかるが、間違いなくこう言うだろうね……」

東条ヒバリ
「いつまでこんなダラダラしてるつもり!? 私には仕事があるの! もう我慢できない、今すぐ! 私を! 家に帰して!!」

八神那由太
「さすがヒバリさんです! かっこいい! 踏んで!!」

黛汐音
「はあ……。ゆとりある生活って大事だと思うんだけどなあ……」

春日
「以上、黛様のありえない結婚生活でした。バカンスはおひとりでどうぞご自由に」

八神那由太
「り、理想の結婚生活、とかは……俺よくわかんないですけど、とりあえずいつも一緒にいたいです!」

八神那由太
「仲良く手を繋いでお散歩とか! 朝の散歩は健康にもいいんですよー! 運動不足解消にもなりますし!」

八神那由太
「それでそれで、途中で公園に寄り道して、フライングディスク投げてもらって、上手く取れたら褒めてもらったりして……」

東条ヒバリ
「すごいわ、上手ね那由太くん! ほら、もう一回よ。取ってこーーい♪」

黛汐音
「……それ、犬の散歩と何が違うの?」

石動大我
「朝から振り回されて疲労困憊のお嬢が目に浮かぶようだぜ……」

東条ヒバリ
「ま、待って、那由太くん……! そんなに急がないで、引っ張りすぎよ、待ってったら……きゃあああああ!?」

光森壱哉
「……那由太。君はもう少し、結婚という言葉の意味を深く考えるべきだ。飼い犬になりたいなら別だが……」

八神那由太
「えー? いいと思うけどなあ……。だってヒバリさんとお散歩ですよ?俺すっごく幸せになれるのになー」

春日
「以上、八神様の楽しいペットライフでした。 ……花婿候補からペット候補に変更しておくべきでしょうか……」

光森壱哉
「ふっ、君たちの結婚生活プランがどれほどのものかと思えば……やはり花婿の座は俺に決まりだな!」

石動大我
「いや、頭大丈夫か壱哉。おまえのも大概やばかっただろ」

八神那由太
「そうですよ! 壱哉さんの変態! き、キスなんて不健全ですよ! 俺みたいに健全にお散歩しないと!」

黛汐音
「それもどうかと思うけど。まあ、ぼく以外の誰が選ばれてもヒバリちゃんは大変そうかな……」

東条ヒバリ
「……いいえ。全員漏れなく不合格だと思うわ」

春日
「おや、ヒバリ様。もうお帰りでしたか」

東条ヒバリ
「何を話しているのかと思えばばかばかしい……! そんな結婚生活まっぴらごめんよ!」

東条ヒバリ
「全員そこに正座! 二度とそんな不愉快な妄想なんてできないようにお説教よ!」

石動大我
「やべっ、逃げるぞおまえら!」

黛汐音
「ぼくもお説教は勘弁」

八神那由太
「お、お説教は嬉しいけど……! みんな行くなら、俺も! ほら、行きますよ壱哉さん!」

光森壱哉
「え!? いや、俺は別に……ひ、ヒバリさぁぁぁぁん……!!」

東条ヒバリ
「ちょ、ちょっと! 待ちなさいあなたたち! こらーーーーっ!!」

春日
「……ふう……やれやれ、ですね……」

東条ヒバリ
「はあ……。あの人たちときたら、毎日毎日よくあんなくだらない話で盛り上がれるわね」

春日
「ですが、花婿候補というからにはいずれ結婚するかもしれない相手です。結婚生活を思い描くのは自然なことでは?」

東条ヒバリ
「……っ、それは、そうだけど……! でも、まだ決まったわけでもないのに」

春日
「ヒバリ様は、考えたことはありませんか? もし彼らと結婚するとしたら――」

東条ヒバリ
「やめて! そんなの考えたくないしそもそもまだ結婚なんてしたくない!」

春日
「ふふ、存じておりますよ。……紅茶でも飲みながら気分転換をどうぞ。いちごのケーキも、お好きでしょう?」

東条ヒバリ
「うん、ありがとう。……春日がいてくれると安心する。これからもよろしくね」

春日
「もちろんです。誰と結婚しようが、あなたの専属執事は私ですから、ね」



東条ヒバリ 光森壱哉 石動大我 黛汐音 八神那由太 春日

「バリアブルバリケード ニューステージ 本日発売!」



春日
「……そう。誰が花婿になろうが、私がいる限りヒバリ様は無敵です。すべて私にお任せを……」





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春日
「……はい、春日ですが。どうされました、ヒバリお嬢様?」

東条ヒバリ
「……別に。あなたが留学とやらに行ってしばらく経つから、今頃、どうしてるのかと思っただけよ」

春日
「なるほど。つまりは私がいなくてお寂しい……と」

東条ヒバリ
「は!? ちょっと……!誰もそんなこと、一言も……っ」

八神那由太
「え!? ヒバリさんから電話ですか!? はいはい! 俺も話したいです!」

黛汐音
「しーっ、ナユタ。今はダメだよ」

光森壱哉
「ああ、そうだとも。やはりここは、彼女にとって運命の相手である俺こそが――」

石動大我
「おまえもダメに決まってるだろ。いいから黙って座っとけ!」

東条ヒバリ
「…………?」

東条ヒバリ
「……春日? あなた執事の勉強をしに、イギリスへ留学に行ったのよね? 今、近くで日本語が聞こえなかった?」

春日
「ああ、ここには私の他に、日本人の執事もおりますから……きっとその会話が聞こえたのでしょう」

東条ヒバリ
「そう? それならいいけど……」

春日
「ということで、ヒバリ様。私が戻るまであと7日ほどかかりますが……どうか、楽しみにお待ちくださいね?」

石動大我
「さーてさて、つーわけで? 俺たちとお嬢が対面する日が、ついに6日後に決まったわけだが……」

黛汐音
「ヒバリちゃんのほうはぼくたちのこと、まだ知らされてないって言ってたし……ふふっ、きっとびっくりするよね」

光森壱哉
「つまりはサプライズ、ということだね。俺を一目見た瞬間恋に落ちる彼女の姿が、目に浮かぶようだよ……」

八神那由太
「え!? 一目惚れってやつですか!? そしたら一瞬で決着ついちゃうじゃないですか! そんなのやだー!!」

黛汐音
「安心して、ナユタ。イチヤのはいつもの妄想だから」

春日
「……ふう。最初からこれでは、この先が思いやられますね……」

光森壱哉
「ヒバリさんと出会うまで後5日、か。やはり運命の出会いにはそれなりの演出を考えなければいけないな……」

八神那由太
「あ、こういうのはどうでしょう! ヒバリさんがやってきたところで……。食パンをくわえてぶつかりに行くんです!」

光森壱哉
「……4人全員で?」

八神那由太
「はい! 平等に全員で! 出会いの王道って漫画に書いてありました!」

光森壱哉
「那由太。俺はやらない。そして君もやらない。むしろ誰もやらないやらせない! 漫画を鵜呑みにするんじゃない! いいね?」

黛汐音
「ヒバリちゃんと会うまであと4日だっけ? その日が来るのが待ち遠しいね」

石動大我
「ああ……つっても、壱哉と那由太が張り切りすぎてるからな。変な方向に行かなきゃいいが……」

黛汐音
「でも出会ったときのサプライズはともかく、ぼくたちとヒバリちゃんの仲を深める場は、必要だと思うよ」

黛汐音
「とりあえずぼくたちだってまだ、ヒバリちゃんがどんな子なのか、完全にはわかっていないわけだしね」

石動大我
「そうだな。あんま派手なのは好きじゃねえが、歓迎会的なことでも考えてみるかね……」

光森壱哉
「歓迎会、といえばやはり会場が大事。ということで大我、教会を予約しておいてくれるかい?」

石動大我
「教会て。どこまで先走ってんだよお前」

光森壱哉
「そして、当然ケーキも必要だね。ここは愛しのヒバリさんと俺の顔をプリントしたケーキはどうだろう……!?」

石動大我
「おまえはともかくお嬢の顔面にナイフ入れて食うってか? 初対面でそれってただの嫌がらせじゃねえか」

光森壱哉
「春日くん、ヒバリさんの写真を手配してくれ! さあ、あと3日しかない! 張り切って準備を進めないと――」

石動大我
「だから話を聞けっての! ああくそっ、今から胃が痛え……!」

八神那由太
「えーと、クラッカーと垂れ幕とくす玉と。こっちは準備OKです!」

黛汐音
「うん、お疲れ様ナユタ。えーと……会場に流す音楽は決まったし、アロマは食事の邪魔にならないものにしよう」

八神那由太
「あと2日……! たった2日でヒバリさんに、会えるんですよね……!」

八神那由太
「うー、緊張してきたっ! 皆で頑張って準備間に合わせましょう!」

黛汐音
「一応、ぼくたちってヒバリちゃんをめぐる、恋のライバルのはずなんだけど…………なんだろうねこの一致団結感……」

石動大我
「いよいよ明日、か……。どうにかこうにかドン引きされない程度に準備も整ったな」

春日
「ああ、その件なのですが皆様。実は大旦那様からご連絡がありまして」

春日
「ヒバリ様との顔合わせについてですが、これこれこうしたい――とのことです」

八神那由太
「へっ!?」

石動大我
「はぁ!? マジかよ!?」

春日
「マジもマジです。残念ながら大旦那様からの指示ですので……」

黛汐音
「ふふっ、ぼくは楽しいと思うけど。ヒバリちゃんはどんな反応するかなあ」

光森壱哉
「ふ……どんな状況であろうとも、俺が彼女の心を射止めるのは間違いないけどね。……さあ、明日が楽しみだ!」

東条ヒバリ
「ええっと……確か今日よね。春日がイギリスから帰ってくるのは」

東条ヒバリ
「帰ってきたらまず、私に相談もなく旅行に行ったことを、ちゃんと問い詰めてやらないと」

東条ヒバリ
「……ふう、それにしてもいい天気……」

東条ヒバリ
「でも……どうしてかしら、こんなに晴れ渡った爽やかな天気なのに……」

東条ヒバリ
「……何故かしら……こう、人生が激変するような……ものすごく嫌な予感がするわ……」



東条ヒバリ 光森壱哉 石動大我 黛汐音 八神那由太 春日

「VARIABLE BARRICADE、本日発売!」