Special

石川界人/シュド役

演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
シュドはキャッチコピーにもあるように、正統派主人公で、明るく心やさしい奴です。さらに、じつは複雑なものを背負っていたりと、すごく面白みのある役柄でした。ゲームの中で明かされていく彼のそうした部分をもっと知って頂けると、よりキャラクターを楽しんでもらえると思います。
物語の中でとくに印象に残ったシーンを教えてください。
バトルシーンは声を張って収録したこともあって印象に残っていますね。女性向けのゲームの収録ではこれまであまりなかったシーンですから(笑)。それこそ、僕たちが憧れていたロボットアニメの世界に入り込んだような……。まさか、女性向けゲームでこんな体験が出来るとは思わなかったので、そういった意味でもバトルシーンは印象深いです。

寺島拓篤/アタルヴァ役

演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
見た目のしっかりしている感とはうってかわって、意外とちょっとダメな子なところですかね(笑)。いわゆる、ヘタレな部分というか。実務能力でいうと、アタルヴァとシュドは見た目と逆なんですよ。アタルヴァは運動神経ないし、いろんなことできないし、得意分野は知識面だけという……(笑)。でも、そういうギャップがむしろかわいいんじゃないかなと思います。
物語の中でとくに印象に残ったシーンを教えてください。
アタルヴァについては、いろいろな情報がストーリーの中で明かされていくので、彼の感情の動きなども含めて全体を通して印象的でしたね。でも、物語の真相に近づく前の段階で、シュドやヤジュル、クレイドルと過ごす日常のシーンは楽しかったです。彼のクールじゃない部分がたくさん出てきますし(笑)。もちろんそれぞれのキャラクターの真相に迫るシーンはどれも印象的だったので、ぜひプレイして皆さんに見届けて頂きたいです。

近藤 隆/ヤジュル役

演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
彼はチャラ男まではいかないんですが、飄々とした感じ。まずヒロインのイヴちゃんに軽くちょっかいをかけてくる、そういうスキンシップが当たり前に出てしまうノリの軽い子です。でも、これでじつは元議員だったり、しっかりとした肩書を持っているんですよ! 専門知識が必要な場面でときどき力を発揮したり、いろんなことができてしまうので、チャラそうなわりにできる子。有能だと思います! 世界観も映像的にはキレイだけど、背景などを考えると重いものを背負っているので、そういう意味ではヤジュルの存在が清涼剤になるような軽さをお見せできたらいいなと思っています。なので、けっこうふわふわ(?)軽い感じでやらせていただきました(笑)。周りより実年齢も上なので、そういう意味では頼られる部分がうっすらとあるかもしれませんね。
物語の中でとくに印象に残ったシーンを教えてください。
もちろんクライマックス(笑)。物語がグッとおもしろくなってくると思います。ヤジュルとしても、物語がいくにしたがって、いろんな厚みだったり深みが増していきますので、そこを詳しく知りたかったらぜひヤジュルくんを攻略していただけるとうれしいですね! ほかのルートだと、ヤジュルはどうしてこうなったのかって想像するのが難しいというか、わかりづらい部分が多いと思うんです。行動原理が明らかにほかとは違うんですよね。みんないっしょにいるなかで、ひとりだけいっしょに行動する根拠が違う人なので、立ち位置や振る舞いを見ていただけるとおもしろいと思います。

松岡禎丞/ロウ役

演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
一番の魅力は“一途”なところだと思います。それも、イヴに対して2000年、3000年と想い続けていられるくらいの、強い想いなんですよ。どんなときも、彼女のことだけを考えて、すべてに優先させて……。イヴ以外にはものすごくキツいので、かなりイカれた人という印象を受けるかもしれませんが、どうしてそうなったのかも少しずつ明らかになっていきます。すごく気持ちもわかるんです。役作りをするうえで、言いづらいと感じるセリフもありませんでしたしね。
物語の中でとくに印象に残ったシーンを教えてください。
冒頭の、イヴたちとの出会いのシーンです。イヴたちを見つけたロウは、イヴだけにはやさしくて、ほかの人間には初対面なのにとても荒々しく接するという、期待通りの言動を取ってくれます。予備知識がない人でも、この最初のシーンを見れば「すごいキャラクターが来た!」とロウの人となりが一発でわかる、インパクト十分なエピソードです。

柿原徹也/クレイドル役

演じられたキャラクターの魅力についてお聞かせください。
クレイドルは管理AIとして、主人公のそばに寄り添っていて、手助けをしたり、彼女の頭脳として動いたり、食事のお世話もする優秀なロボットなんですけど、そのなかにも人間っぽいかわいらしさや、愛おしさが潜んでいるのが彼の魅力ですね。さらにまだ人間になりきれていないところを見つけると、また愛おしくなりますね! 人間の形になることもあって、そこでも大人版、子ども版とふたつの演じ分けがありますし、ほかにももっと無機質で機械的な声で演じないといけない場面もあったり。僕のクレイドルとしての色々なお芝居が聴けるかなと思います。二重人格や多面的なキャラクターを演じるのが大好きなので、僕的にはこんなにひとつのキャラでいろいろ演じられたのはすごく楽しかったです!
物語の中でとくに印象に残ったシーンを教えてください。
これは本当にネタバレシーンですね! あんなにスラスラ話していたクレイドルがやっぱり機械なんだな、許されないところにいるんだなっていう気づかされるシーン。当たり前のようにいっしょにいたふたりが、生物として違うんだと、気持ちが失われていくシーンは演じていて、すごく切なかったですね。演技としても自分なりにいいものが出たと思いますね。ユーザーのみなさんにどう響くか考えながらやりましたし、ここが一番「クレイドルの存在って人間にとってなんなんだろう」って考えさせるシーンだと思います。