オトメイト『スペードの国のアリス ~Wonderful White World~』公式サイト


カウントダウンバックナンバー

発売7日前

ルイス=キャロル
「ども~。ただいま戻りました!」
クイン=シルバー
「はあ……。『ども~』ではありませんよ。
予定を大幅に過ぎていますし、なんですか、その汚れた体は。
一体どこで油を売って、何人殺してきたんです」
ルイス=キャロル
「ええっ? 酷いですね、ちゃんと仕事してましたよ!
俺は、神を信じない悪い子にお仕置きしてただけです!」
クイン=シルバー
「……本当にそれだけですか?」
ルイス=キャロル
「うっ……ま、まあ、気付いたら
余分に何人か死んでたような気もしますけど……」
クイン=シルバー
「ほら、やっぱり。あなたはいつもやり過ぎる……。
そんなことだから、街を歩くだけで
民が恐れて縮こまるんです」
クイン=シルバー
「いいかげん学んでください。
もし何も知らない客人が我が領土を訪ねてくるようなことがあれば、
物騒な地だと誤解されてしまいますよ?」
ルイス=キャロル
「何も知らない客人?
って、そんな奴、来る予定ないでしょ?」
クイン=シルバー
「分かりませんよ。
ここは、いつ、何がどう狂うかも分からない世界ですからね。
……そんなこと、あなたもよく知っているでしょう?」

発売6日前

トゥイードル=ディー
「あー、暇。暇だよ、兄弟」
トゥイードル=ダム
「僕も暇だよ、兄弟。お客なんて一人も来ないし、
誰か来ないと殺す相手だっていない」
トゥイードル=ディー
「でも、僕らはここに立ってなきゃいけない。
はあ……辛いね」
トゥイードル=ダム
「本当だよ。門番なんてここで誰かを
待ってることしか出来ない、辛い仕事さ。
もっと給金を上げてもらわなきゃ割に合わない」
トゥイードル=ディー
「休みだってもっと欲しいよ。はあ……本気で暇。
何か、僕らがどきどきわくわく出来るようなことが起こらないかな」
トゥイードル=ダム
「僕も切にそれを願うよ。
楽しいことが、どこかからひゅーんって
落ちてくればいいのにね」
トゥイードル=ディー
「いいね、それ!
そしたら僕らでしっかりキャッチしよう!」
トゥイードル=ダム
「もちろんさ!
……ああ、早く落ちてこないかなあ。
僕達の『楽しいこと』」

発売5日前

ブラッド=デュプレ
「……眠い。私は寝る」
エリオット=マーチ
「え? 紅茶はもういいのか?」
ブラッド=デュプレ
「ああ。残念ながら、この茶葉では
私の意識を覚醒させることは出来なかったようだ。
新しい茶葉も仕入れなくてはいけないな……」
エリオット=マーチ
「そっか、分かった。茶葉の仕入れのほうは手配しとくぜ」
ブラッド=デュプレ
「頼んだ。……ではな」
エリオット=マーチ
「──行っちまったか。これもいい茶葉のはずだけどなあ……
美味い紅茶を飲んでも目が覚めねえってことは、
それだけ退屈してるってことか」
エリオット=マーチ
「原因は……やっぱ、あれだよなあ。まあ気持ちは分かるぜ。
俺もあれ以来、何をやってても本調子じゃねえっつーか、
虚しいっつーか……」
エリオット=マーチ
「……っと。いやいや、こんなとこでぼやいてる場合じゃねえな。
本調子じゃなくても仕事はきっちりしねえと。
ええと、茶葉の業者に連絡して……」

発売4日前

クイン=シルバー
「……おや。誰かと思えば、あなたですか。
こんな所で会うとは奇遇ですね」
ブラッド=デュプレ
「……何をしらじらしい。
お互い部下を引き連れて歩いているんだ、とうに気付いていただろう」
クイン=シルバー
「ふふ、まあそう言わずに。領土を争う関係とはいえ、
むやみにいがみ合う必要もないでしょう。
挨拶くらいは穏やかにいこうじゃありませんか」
ブラッド=デュプレ
「穏やかに、ねえ。
たしかに、外面だけ穏やかに取り繕うのは
おまえの得意技だな、ユニコーン」
クイン=シルバー
「手厳しいですね。あなたのほうは穏やかどころか
非常にだるそうな顔をしていますが……
そんな顔をしていられるのも今のうちかもしれませんよ?」
ブラッド=デュプレ
「……どういう意味だ?」
クイン=シルバー
「神の教えですよ。
波乱が起こると、神が私に告げているのです。
そう、きっとまもなく……」
ブラッド=デュプレ
「ほう……?」
ブラッド=デュプレ
「おまえの崇める神など、まったくあてにはしていないが……
では、その波乱を楽しみに待ってみるとしようか。
この退屈を紛らわせてくれるのであれば大歓迎だ」

発売3日前

エリオット=マーチ
「おいっ、ガキ共!
何やってんだ、仕事しろって言ってんだろ!」
トゥイードル=ディー
「うるさいな。してるだろ、仕事!」
トゥイードル=ダム
「そうだよ。見ての通り、武器の手入れ中だよ!」
トゥイードル=ディー
「見てよ、この艶!
刃先まで丁寧に磨き上げて、切れ味抜群!」
エリオット=マーチ
「俺が言ってんのは門番の仕事だ!
つか、そんな念入りに磨いてどうすんだよ。
そっち系の仕事、今入ってたか?」
トゥイードル=ダム
「入ってないよ。けど僕達、予感がするんだ。
もうすぐ、何か特別なことが起こるって!」
トゥイードル=ディー
「そう、胸騒ぎがするんだよ!
きっと、とっても素敵なことが僕らの上に落ちてくるんだ!」
エリオット=マーチ
「はあ……? なんだそりゃ???」
トゥイードル=ダム
「分かんないの? 相変わらず馬鹿なウサギだね!
素敵なことが起こるんだから、
ちゃんと用意して待ってなきゃ駄目だろ!」
トゥイードル=ディー
「そうだよ! ちゃんと切れ味よくして、
すぱすぱ斬れるようにしとかなきゃ、
素敵なことに失礼だろ!」
エリオット=マーチ
「いや……ぜんっぜん分かんねえ」

発売2日前

ルイス=キャロル
「帽子屋! 帽子屋じゃありませんか!」
ブラッド=デュプレ
「……またこのパターンか。
どうやらこの辺りは、私にとっては鬼門のようだな……」
ルイス=キャロル
「俺はツイてますよ! まさかこんな場所で
ばったりあんたに会えるとは思ってませんでした!」
ルイス=キャロル
「あんたは俺にとって幸運の象徴みたいなもんですからね!
いや~、ほんとツイてます!」
ルイス=キャロル
「きっと俺、この後いいことが続いちゃうんでしょうねえ!
どんな幸運が待ってるのか、楽しみですよ!」
ブラッド=デュプレ
「……やかましい」
ブラッド=デュプレ
「はあ……退屈が紛れるのであれば、たまにはユニコーンの
戯言にのってみるのも一興かと思ったが。
おまえが関わってくるようであれば、考えものだな……」

発売1日前

トゥイードル=ディー
「ボスボス~! ねえ、きっともうすぐだよね!」
トゥイードル=ダム
「うん、もうすぐだよ!
僕達のすぐ近くまで来てるって、感じるんだ!」
エリオット=マーチ
「またそれかよ。えーと、なんだったっけ。
『とっても特別で素敵なこと』だったか?」
トゥイードル=ディー
「そう、それ!」
トゥイードル=ダム
「ああ、楽しみだなあ! 僕、わくわくが止まらないよ!
ボスだって一緒でしょう!?」
ブラッド=デュプレ
「そうだな。色々と面倒が起こりそうな気も
そこはかとなくしているが……
まあ、楽しめるゲームになるだろう」
ブラッド=デュプレ
「トリガーは間もなく引かれる。
さて、このスペードの国ではどのようなゲームが繰り広げられるのか……
ふふ、我々も心して、そのときを待とうじゃないか」

発売日

クイン=シルバー
「いよいよですね。神のお声が聞こえます。『時は来たり』と」
ルイス=キャロル
「さっすがクイン様! 神が言ってるなら間違いないですね!
さあ、楽しいゲームの始まりですよ!」
トゥイードル=ディー
「やったー! 楽しいこと、早く来い来い!
でも、どこから来るのかな?」
トゥイードル=ダム
「絵本とかだと、空から降ってくるのなんか定番だよね!
お金と一緒に降ってくるといいなあ!」
エリオット=マーチ
「へ? 空から金が落ちてくるってのか?」
ルイス=キャロル
「そりゃ好都合ですね。いずれ催しも開かれるでしょうし、
金はあって困りません」
エリオット=マーチ
「あほか。そんな都合のいいこと、起こるわけねえだろ!」
クイン=シルバー
「おや、なぜそう言えるのです?
そもそもこの世界、我々の都合なんてお構いなしに
狂っているものばかりじゃありませんか」
クイン=シルバー
「思い掛けないものが空から落ちてくることだって、
充分有り得ますよ。……ねえ、帽子屋?
あなたは何が落ちてくると思います?」
ブラッド=デュプレ
「私を楽しませてくれるものならなんだっていいさ。
刺激がなくてうんざりしていたところだ」
ブラッド=デュプレ
「いつでも落ちてくるといい。
私がしっかりと、受け止めてあげよう」