気がつくと、少年は見知らぬ場所に立っていた。
古めかしい街並み。景色はセピア色に見える。
まさに、教科書で見た明示や大正そのものの風景だったのだ。
タイムスリップした世界で少年がであった、3人の少女と9人の若者。
少年は彼らとともに、空の旅に赴く。
「続きのない友情、終わりの見える恋。
それでも人は、独りではいられない」
彼らが旅をする理由は?
目的地はどこなのか?
そして、この世界は一体何なのか?
多くの謎を抱えながら、船は進む。
物語の終末に向かって。
絆の紡ぐ未来が、今始まる──。