カイゼ=オズマ役:阿座上洋平様

収録のご感想をお願いします。

想定より収録にだいぶ時間をかけた気がします。
それほどにカイゼという人物が歩んできた人生が、そしてこの旅が、暗く重く。そして美しいものだったのではないかと改めて思いました。

ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。また、彼の好きなところ・魅力だと感じるところを教えてください。

まず頂いたカイゼのビジュアルからは、陰鬱でボソボソ喋るようなキャラクターをイメージしておりましたが、慣れていない主人公に対して高圧的な人物を演じてしまうところが予想以上にコミカルで面白い役だなと思いました。
主人公に慣れてからは、真摯でいつでも優しい王子といった感じで、第一印象からはずいぶんイメージが変わりましたね。
闇堕ちしてしまう怖さも含め、魅力的な役になったと思います。

演じるうえで意識したところや、収録時のエピソードを教えてください。

暗い生い立ちを決して呪わず、他者に対して攻撃的でもない。ただただまっすぐ自分の運命と向き合っている人物でした。
そんな彼がずっと求めていたのは「安らぎ」だったのではないかと。主人公と惹かれ合い、安らぎを手にした彼を演じる際は、表情やお互いの温もりを特に大事に演じました。

演じられたなかでとくに印象に残っているセリフやお気に入りのシーンを教えてください。

食事のシーンが好きです。
日頃から温かいものを食べる事ができなかった彼が、仲間に囲まれながら温かくて美味しいものを食べる時の喜びが感じられて好きなシーンです。
そしてカイゼくん、意外と食レポがうまくて面白いです。

本作の攻略対象たちはかつて人を手にかけ罪を負い、死刑囚となった「殺人鬼」たちです。ご自身が最近“罪だな”と思った出来事を教えてください。

しばらく食事制限をしていた時期があったのですが、チートデイに食べる脂質たっぷりの食事はやはり罪の味がしました。食べる喜びよりもその後の罪悪感の方が勝ってしまって、食事制限中のチートは僕には向いてなかったですね。

本作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

本作の見どころはやはり「闇堕エンド」の重みになるのではないかと思います。しかし、そんな「闇堕エンド」があるからこそ「真相エンド」がより輝くし、「真相エンド」を迎えてからの「闇堕エンド」はより考えさせられてしまいます。
光と影がうまく調和し、作品が立体的になっているはずです。是非甘みも苦味も噛み締めて、何度でもこの作品を楽しんでもらいたいです!

クロード=グレイン役:古川 慎様

収録のご感想をお願いします。

ストーリーの流れが面白かったので、非常に熱が入った収録になりました。
共通ルートが短いので、よりクロード個人のパーソナルが見えやすいシナリオだったと思います。楽しかったです。

ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。また、彼の好きなところ・魅力だと感じるところを教えてください。

作品全体の印象がダークな雰囲気だったので、クロードもそう言った鬱蒼とした感じが強く出ているのかと思いきや、平時は至って良いお兄さんでした。ですが、お話を進めていくと過去の事件に由来する彼の闇の深さが垣間見えてきます。
クロード自身が抱えているものも、彼が前に進もうとする姿勢も、ある種リアリティを感じやすい理由付けが為されていて…人間臭いからこそ魅力的なんでしょうね。

演じるうえで意識したところや、収録時のエピソードを教えてください。

真相を解き明かすルートと闇落ちルートの二つの分かれ道があるのですが、その際お芝居の方向性のディレクションがありました。
徐々にエンディングに向かっていくに連れて、クロードの表現も大きく変わっていきますのでご注目いただければと思います。

演じられたなかでとくに印象に残っているセリフやお気に入りのシーンを教えてください。

仇を前にした際のシーンはヒロインの選択肢含めてどれも印象的でした。
どこまで自分の悲しみと対峙できるか、その落とし所をどうつけるのかというのは、“復讐者”という人物を描くに当たってとても大事な部分だと思うので。
そこをどう支えていくのかが、クロードルートのヒロインのお仕事のように感じています。

本作の攻略対象たちはかつて人を手にかけ罪を負い、死刑囚となった「殺人鬼」たちです。ご自身が最近“罪だな”と思った出来事を教えてください。

油物三昧。
カロリーの過剰摂取は言わずもがな。なんならそこに大量の七味をかけたりもしています。
その後にくる胃もたれと重だるさは「やらなきゃよかったあんなこと」と思わず後悔する時もありますが、それでも止められなかった自分がいて。
違うんです、これは日々溜まった何かを発散する正当防衛なんです。この場で懺悔致します。

本作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

ダークファンタジー、面白いですよね。
それぞれのキャラクターが各々十字架を背負いながら、どうにか明るい明日を求めて誤魔化したり縋ったりして彷徨い歩くような本作のシナリオ、僕は好きです。
暗い面ばかりお話した気がしますが、ところどころに入るコメディはホッと息を吐かせてくれますし、暗いの苦手という方にも入りやすい作品だと思います。
キャラクターを好きになれたら、きっと夢中になってしまうと思うので、是非プレイしていただければ嬉しいです。発売をお楽しみに。

モリィ=ウッドランド役:石川界人様

収録のご感想をお願いします。

スタッフの皆様とキャラクターの解釈やシーンの解釈を話し合いながら進めることができたので、演じていてとてもやりがいがありました。
毎回の収録が楽しみで、今日はこんなことをしようあんなことしようをチャレンジできた収録でした。

ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。また、彼の好きなところ・魅力だと感じるところを教えてください。

飄々としているようで冷徹な部分があるように感じていたのですが、演じていく中で彼の優しさや熱い想いを実感する場面も多く、演じる前と後では大きく印象が変わりました。
仲間やヒロインのことを大事に思うあまり暴走気味になってしまうところなどは、普段の彼とのギャップを感じて魅力的に見えます。

演じるうえで意識したところや、収録時のエピソードを教えてください。

最初の収録でのキャラクターメイクは何よりも大事だと思っているのでかなりの時間を使って頂きました。
ストーリーの全体像はもちろん、細々としたリアクションのニュアンスまで、僕の「何故?」という疑問に丁寧にお答えいただけたのでセリフを素直に喋ることができました。
誤魔化し方から堕ち方まで細かく答えていただけて感謝しかありません。

演じられたなかでとくに印象に残っているセリフやお気に入りのシーンを教えてください。

今作では各キャラクターがそれぞれに重たい過去を抱えているのですが、その過去に向き合う中で身体的にもかなり大変なシーンがありました。
痛い目に遭うシーンは演じていて辛いながらも演者としての楽しみもあり印象に残っています。

本作の攻略対象たちはかつて人を手にかけ罪を負い、死刑囚となった「殺人鬼」たちです。ご自身が最近“罪だな”と思った出来事を教えてください。

休肝日にしようと決めたというのにも関わらず、その右手に蓋の空いたハイボールが握られていた時には罪を感じました。
罪の味は蜜の味でした。
いやハイボールの味でした。

本作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

モリィを演じさせて頂きます、石川界人です。
上記でも述べましたが、この作品では各キャラクターたちが重い過去と罪を抱えています。
ヒロインである皆さんと出会うことで心の氷が溶けていくことでしょう。
どうか彼らを過去から解放し、救ってあげてください。
よろしくお願いします。

ノイル=ベスティア役:鈴木崚汰様

収録のご感想をお願いします。

収録を終えたあとの喪失感といいますか、出し切った感じが強く、それほど濃密なストーリーに心を動かされたのだなと思います。

ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。また、彼の好きなところ・魅力だと感じるところを教えてください。

荒々しい人間性とは裏腹に、一度懐に入るとすごく素敵なキャラクターというイメージは演じたあとも変わりませんでした。ノイル自身の壮絶なバックボーンからくるキャラクター性だということを理解してからは、よりノイルを好きになれた気がします。
それでいて料理上手というところが好きです。

演じるうえで意識したところや、収録時のエピソードを教えてください。

終始自分の演技プランを尊重していただいた印象があります。粗暴な口調や態度の中に騎士道精神を感じられるキャラクターにしようと工夫させていただきました。

演じられたなかでとくに印象に残っているセリフやお気に入りのシーンを教えてください。

ストーリーが展開された先でノイルの中に蠢く”別の何か”は演じがいがありました。この存在はこの作品において重要な役割を果たすので、ぜひ注目していただきたいです。

本作の攻略対象たちはかつて人を手にかけ罪を負い、死刑囚となった「殺人鬼」たちです。ご自身が最近“罪だな”と思った出来事を教えてください。

いいデニムを買いました。後悔はしていません。

本作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

目まぐるしい物語の展開はまさにジェットコースターです。思いっきり心揺さぶられてください。よろしくお願いします。

ドロシー役:堀江 瞬様

収録のご感想をお願いします。

深刻な展開が立て続いたので、かなり疲労が溜まりました(笑)
ゲームの収録なので当たり前なのですがずっと1人だったので、独房に閉じ込められたような気分でした。
だからこそ、全ての収録を終えてスタジオを出てから吸った娑婆の空気はとても美味しかったです。

ご自身が演じられたキャラクターの第一印象と、演じられたあとで印象に変化がありましたら教えてください。また、彼の好きなところ・魅力だと感じるところを教えてください。

魔女、という呼び名や見た目の華やかさから想像していた性格とは全く違いました。
ただ見た目に関して言及するとかなりネタバレになるので何とも言えないのですが、もしみなさんがドロシーの見た目と台詞の印象の“ズレ”を感じたならば、その違和感は“正解”です。僕はもう彼がとても恐ろしいです。でも、その恐ろしさがとても魅力的なのです。

演じるうえで意識したところや、収録時のエピソードを教えてください。

今の僕に出せる限界まで声を低くキャラを作ってしまったので、数回にわけた収録の最初の数ワードはドロシーの声を取り戻すのに苦労しました(笑)

演じられたなかでとくに印象に残っているセリフやお気に入りのシーンを教えてください。

ドロシーが闇堕ちをしてしまってからの展開は演じていてとても楽しかったです。
シリアスな中に悲哀も感じられ、闇堕ちのひとことでは片付けられないカタルシスがあるのでそこは楽しみにしていただきたいです。

本作の攻略対象たちはかつて人を手にかけ罪を負い、死刑囚となった「殺人鬼」たちです。ご自身が最近“罪だな”と思った出来事を教えてください。

夜のジョギングを何度も挫折してしまうことです。
体力作りの為にたまに思い出したように始めるのですが、2日くらい続けるとそれに満足して3日目からやらなくなる典型的な3日坊主です。
全く続けられない僕の怠惰は罪だなと思います。

本作を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

刺激に飢えた皆様に、必ず刺さる斬新なテーマだと思います。
全く明るいお話ではありませんが、漆の闇に呑み込まれてみたいあなたにぴったりです。
楽しみにお待ちください。