炎の怪人の事件から一年経過した帝都トウキョウ ―――
                        
                        あれから大きな事件や事故はなく、帝国図書情報資産管理局・フクロウは
                        いつも通り和綴じ本を探し、稀モノを調査する職務をこなしていた。
                        
                        平和のように見える日々。
                        
                        だがそれは、放たれた火種が大きく燃え上がるまでの序章にすぎなかった。
                        
                        ───帝都ニ新シイ炎ガ燃エル
                            罪ノ重サ、魂ノ価値、愛スルコト愛サレルコト、
                            天秤ハ再ビ揺ラギウツロウ
                        

 
						 
						 
						 
						

