モノ】
書いた者の情念や記憶などが宿った本。
その内容により、読んだ者に大きな影響を及ぼすことがある。
自筆の和綴じ本であることが条件らしい。

ウラ】
稀モノに宿った情念の輝きと言われており、様々な色がある。
通常の人間の目には映らないが、主人公は弟の事件が原因で視えるようになってしまう。

クロウ】
正式名称は『帝国図書情報資産管理局』
稀モノの収集・保護を目的とする特殊国家機関。
本来は国立図書館の一つの部署に過ぎなかったが、稀モノの事件が相次いだことにより正式な専門機関として発足した。

ラス】
稀モノや盗難品などの闇オークションを開催していると噂される裏組織。
彼等が扱う稀モノは深い陶酔感が得られると評判だが、その一方で本が原因と思われる死亡事故なども起きている。
フクロウ側としてはその危険性から摘発を試みてはいるが、狡猾かつ残忍なやり口で幾度も証拠を隠滅され、証拠に辿り着けずにいる。

グツチ】
和綴じ本を見つけ次第焼却してしまう謎の集団。
目撃者によるとメンバーは全員学生前後の年齢と思われるが、実態は不明。