山の奥のさらに奥。
竹の節に、茉莉花の花が咲きほこる不思議な林の先に位置する秘境。
村の守り神である《蛍聲(けいせい)様》が火を嫌う為か、この土地では、火を熾す事ができない。
そのため、貿易によって、火を得ている。
夜の闇を灯すのは、火ではなく蛍。

村人たちは仲が良く、助け合って生きている。

吹雪きが吹き荒れる雪山の中で暮らす一族。
白銀の世界で、狼たちと助け合いながら生きている。
厳しい環境のせいか、年々一族は減少している。

広大な土地に広がる、王国。
首都は、月下［ユエシャ］。
貨幣での取引が行われており、文学や武術も発展している。
建国者の胡 雲曜は、四聖獣（応龍、麒麟、鳳凰、霊亀）と手を組み、悪を打倒したことで、この地を平定したと言われていて、彼の子孫たちには応龍の血が流れていると信じられている。
その時より、千年近くもの間、胡一族が治めている。

数ある原石の中から、価値ある宝玉を見分ける事ができる力。
生まれつきのもので、左目の虹彩に模様が浮かび上がっている。
炯眼(けいがん)を宿す者は、一代に一人しか村に誕生しない。

マツリカ村に生息する動物。
身体から放たれる光は強く、美しく、夜の村を灯すのに一役買っている。

村の守り神《蛍聲様(けいせい)》の使いとも言われている。
フェイが弾く楽器、蛍琴(けいきん)の音に惹かれて近づいてくる。

人々を救い、導く存在で、厳しい修行に耐えた者だけが仙虹になれる。
通常、仙郷に住んでおり、加護が必要な時にだけ下界に降りてくる。

白狼族・ゼベネラ王の狼たち。
共に狩りを行う頼もしい相棒。
バイ・ヘイはオスで、フイはメス。