「はあ……やっとあなたに会えるなんて夢のよう。
あ、えっと、僕は鏡の中で待っているので!
忘れないでくださいね! 絶対にきてくださいね!
うう……早くあなたの温もりを感じたい……。
た、楽しみにしています……ふふふっ」
「あと数日で会えるけど、もしかしたら君を悲しませちゃうかもしれない。
ねえ、僕が君を忘れていても、思い出させて。お願い」
「貴方が神隠しにあわれると思うと、不憫でなりません。
貴方を救うため、私はどのような場面でも手を差し伸べましょう。
救世主となり、あわよくば、恋人の座を勝ち取る覚悟です。
楽しみ……というと語弊がありますが、
貴方との出会いを心待ちにしています」
「こっくりさんの儀式を、よく頭に入れておけ。
失敗すれば俺が祟ることになるが、あんまり面倒かけさせんなよ。
もし成功させたら……許さねえからな。
お前には俺の犬になってもらうんだ。
ば、バカ! 俺は犬がほしいってだけだ。
とにかく、さっさと儀式をしろ! 命令だからな!」
「もうすぐ会えるみたいだけど、アンタの方の準備はいい?
ま、準備できてなくても迎えに行くけど。じゃあ、後でね」
「今はまだ見ぬ、新しい我が主様♪
とうとう我のことが見えるようになるのだな!
ふふふっ、楽しみで仕方ない。必ずや主様を幸せにしてみせるぞ!
我は神社で待っておる。ではな♪」
「もうずーっと何年も何年もオマエのこと待ってるんだから。
これ以上待たせるなよ。
ってか、オレ以外のとこいったら許さないから。
それじゃあ待ってるね♪」
「やっと会えたな。お前をずっと待っていたんだぞ。
お前に俺が見えて、こうして話せるなんて夢のようだ。
怖い思いはさせない。傍で守るから、俺についてきてくれ。いいな?」