中井徳治郎 | 「……おいっ、危ない!」 |
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主人公 | 「きゃっ!?」 |
中井徳治郎 | 「何をぼーっとしているんだ? 俥にぶつかるじゃないか」 |
主人公 | 「ご、ごめんなさい! ……あっ、徳さん!」 |
中井徳治郎 | 「たまたま俺が見付けたから良かったようなものの…… ちゃんと前を見て歩かないとだめだぞ」 |
中井徳治郎 | 「ここからその料理旅館までは少しあるな……せっかくだから乗っていくか?」 |
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主人公 | 「はい、お願いします!」 |
中井徳治郎 | 「そこに足を掛けて乗ってくれ。荷物は膝の上に乗せておくといい。大事な物だからな」 |
主人公 | 「はい! よいしょ……っと。支度出来ました」 |
中井徳治郎 | 「では……行くぞ!」 |
主人公 | 「うわっ、と……速いですね! 歩くより速くて快適……!」 |
中井徳治郎 | 「ははは、そりゃそうさ。俥に乗るのは初めてか?」 |