- 直昌
- 「嬉しいです。今日から若女将……いえ、
ゆのはは僕のものですね」
- ゆのは
- 「……え?」
- ゆのは
- 「!?」
- ゆのは
- (えっ……え? 今のって……)
- 直昌
- 「恋人だから、こんな事も出来ちゃいます」
- ゆのは
- 「で、出来ちゃいますって……」
頬に触れたのって
ひょっとしなくても……。
- ゆのは
- (キス……!?)
- 直昌
- 「だって、あなたは僕の彼女ですから」
- ゆのは
- 「…………」
- 直昌
- 「……本当は唇が良かったんですけど、
我慢しました」
- 直昌
- 「付き合ったその日じゃ、ちょっと早いですもんね?」
- ゆのは
- 「え、っと……」
- 直昌
- 「僕、あなたの事は大切にしたいんです。
絶対に傷つけたくない」
- ゆのは
- (……直くんって、こんなに積極的だったっけ……?)
- 直昌
- 「……ゆのは?」