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スペシャル

湊 康平役梅原 裕一郎さん

――まずは収録を終えてのご感想をお願いします。
今回の作品の舞台設定が、本当にリアルというか、いわゆるファンタジー世界でもない、職場でのお話というところだったので、逆にすごい新鮮でした。
社会人経験が僕はないので、そういう感覚は難しい部分もありましたが、多分こういう感じなんだろうな……なんて思いながら演じさせていただきました。
特にこういったゲーム系だとやっぱり、ファンタジーとまではいかずとも、身分が高かったり、いわゆる普通の世界にいる一般の人、という感じじゃないことも多々あるので、なかなか楽しかったですね。
――台本を読まれたときの第一印象をお聞かせください。また、演じた後で印象に変化がありましたら教えてください。
演じたキャラクターとしてはとっても近いものを感じるというか、まあ僕は多分世代的にはゆとり世代なんですけど(笑)。でも多分、僕のメンタル的には片足さとりに突っ込んでるぐらいの部分があるので、とてもやりやすかったです。実際こういう人っているよなー、という雰囲気もあって。
例えば、最初の方のシーンで「飲み会の意味があるのか」とか(笑)。そういうところは確かにシンパシー感じる部分もありつつ、でも周りがそれを分かりながらちゃんと接してくれているし、上司も上司で、ああこういう人いるな、と感じるリアルな部分があったので。なんかすっと入ってきた感じがしますね。

湊について言えば、最初の頃のシーンに比べたらやっぱり柔らかくはなっていきますし、それはいろんな問題を乗り越えたり、あとは主人公とのやりとり以外にも、先輩とのやりとりなど、そういうところでけっこう本編通して成長したなと。
人間的にも社会人としても成長したなというのをすごい感じました。
あとは主人公と2人のシーンとか、恋愛関係になるときに、意外と強引な感じなんだと(笑)。
けっこうギリギリじゃないかっていうくらい強引な部分もあって、でもそれが、普段のちょっとクールな彼とのギャップになるので、そこがたまらないんだろうな、なんて思いながら演じてました。
――演じられたキャラクターの魅力と、演じるうえで意識した点についてお聞かせください。
基本的に頭のいいキャラクターだとは思うので、特に序盤は台詞のテンポをけっこう上げて、感情よりもつらつらと情報を言っていく、というイメージでキャラを作っていきました。
それが段々、主人公や周りの人間たちとのやりとりによって、少しだけ人間的な気持ちのブレとかが生まれるようにはしたいなと思っていて。
なので、最初のシーンの早口さ加減というか、テンポのよさみたいなのはけっこう難しかったですね。声的にもそんなにはつらつとした声じゃないところで、一定のトーンでつらつら喋って、あまり口も開けない、とかそういう雰囲気でやっていったので、難しい部分もありつつも、自分の中でもその変化は面白かったです。
――印象に残ったシーンやお気に入りのシーンなど、ご自身が思う本作の見どころについてお聞かせください。
職場でのお話なので、人間関係みたいなものがすごいリアルに描かれているなと思いますし、湊くんで言うと、彼は彼なりに問題を抱えていて、なかなか職場だけの関係じゃそれが見えてこないんですよね。
でも色々問題を抱えながらも、それぞれがちゃんと仕事していて。いろんなことがありつつもひとつの会社で頑張っていこう、という気概はあって。
意外とこう、部活物じゃないですけど、そういう熱いものも感じる作品だと思うので、きっと本当にこの会社に勤めている気分でプレイできると思います。
あと、主人公のセリフがモノローグ以外は出ないんです。それが面白いなって思いましたね。主人公のセリフが出ないと、文章的になかなか難しいので、そういう場合はどうしても聞き返すっていうセリフが増えてくると思うんですけど、今回あまり本編でそういうのもなく、すごく全体的に自然で。
そんなところも、楽しめるんじゃないかなと思います。
――今作のメイン舞台は『情報アプリ』の開発会社ですが、普段よく使うアプリはありますか? また、実際に無いもので構いませんので、欲しいと思うアプリはどんなものですか?
ニュースアプリは何個か入れてますね。あとは何だろうな。僕はゲームとかをそんなに入れてないタイプなので、何か情報を得るアプリだとか、そういうものになりがちですね。
あとはメッセージアプリとか、SNS的なものはあります。
あ、辞書系もありますね。それこそ、アクセント辞書もアプリです。でもなんか、紙の辞書が恋しくなる瞬間もありますね(笑)。適当に開いてそのページを読む、みたいなそういう遊びもできたりしたんで。

欲しいのはそうですねー……湿度が測れるアプリかな。既にあるんですけど、その場の湿度が正確に分かるといいですね。
あとは、喉のダメージ量を可視化できるアプリ(笑)。そういうのがあると、「あ、今は思いのほか喉が痛んでんだな」って気付けたりするので、そういうアプリはあったらいいなと思います。
――今作品の登場人物の中で、どのキャラクターにシンパシーを感じますか?
シンパシーで言うと、まさしく湊が僕の人間性に近いものがあるな、とは感じましたね。
逆にまったく自分とは違いますが、周りにいたらいいなっていうのは、やっぱり五月女ですかね。こういう人がいて、それこそ湊みたいに適当につっこんだり、適当な扱いをしてもずっと一定のテンション感でいてくれる人っていうのは、職場にいるといいのかなと。
まあ確かに、湊みたいにうるせえなって思うこともあるかもしれないんですけど(笑)。
――今作の登場人物は[アプリ開発会社勤務][大企業の御曹司(次期社長)][ヒモ][バーのマスター]という仕事をしていますが、これらの中だったらどの職業に就いてみたいですか?
そりゃもうヒモですよね(笑)。仕事なのかどうかよく分からないですけど。
あんまり営業も向いてないし、社長も向かなそうだし、って色々考えるとヒモでいいかな、と。僕、ちゃんと仕事してなくても全然焦らなくて(笑)。一生ヒモで食ってけるならヒモでいいかなって思っちゃいますね。
ただ、女性の懐にうまく入りこむ自信はないので、ヒモとして頑張るというよりかは、「あなたはヒモです」って言われてヒモの立場に甘んじる方がいいです。ぜひとも来世はヒモに(笑)。
――最後に、発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。
【SympathyKiss】は舞台がオフィスというところで、もちろん今実際に働いている方は、それこそシンパシーを感じる部分が多々あると思いますし、まだ学生でこれから働くという方もいらっしゃると思うので、こういう未来があるのかもしれない、という一つの希望になるんじゃないかなと。
登場人物がそれぞれリアリティがあって、きっと好きなキャラクターができると思いますので、攻略していただきたいです。湊くんもぜひ。
彼は最初はもう本当に怖いですし、なんだこいつロボットかって思うかもしれませんが、物語が進むにつれ、それだけじゃない彼の部分が見られると思うので、ぜひとも隅々まで楽しんでいただきたいです。
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