とある架空世界の、とある架空の国の、とある架空の街での物語。
8月1日に突然記憶を失くしてしまった主人公は、
精霊のパートナー「オリオン」と共に
自らの記憶探しをすることになる。
そして8月の半ば。
決まった恋人がいない主人公に、誰にこの事実を打ち明けるか悩んでいたオリオン。
そこに蛍の異常発生のニュースが飛び込んでくる。
そして、そのニュース映像を見た主人公の記憶の一部が蘇る。
「蛍」は、主人公の記憶を取り戻すためのトリガーではないかと察知するオリオン。
――と、そこに、近所でも蛍が異常発生していることから、
冥土の羊従業員と、場所を知っているウキョウとリカを加えた
全員で「蛍狩り」をしようという話になる――
記憶を取り戻し、晴れて「彼」と恋人同士になった主人公。
大好きな人と幸せで甘い生活を送りながらも、
日常の中では小さな悩みが尽きない。
時にはすれ違いもしながら、
主人公と「彼」は幸せな未来へと歩んでいく――。