酔った男1
「ここで会ったのも神様のお導きだろ、夜は長いし少し俺達に付き合えよ」
アル
「や……っ!!」
埃っぽい臭い腕に、抱き込まれそうになったその瞬間───。
酔った男1
「うわぁ!?」
酔った男2
「な……!!」
アル
「あ……!?」
トリスタン
「……───悪いな。そいつは俺の女だ」
酔った男1
「何だと!?」
酔った男2
「おい、こいつもしかして……!」
酔った男1
「え!? あ……!!」
トリスタン
「聞こえなかったか? 俺の連れだ。その薄汚い手を離して早く何処かへ消えろ」
酔った男1
「ち……!」
酔った男2
「じゃあな!」