この俺が一位……彼女への所業を考えると些か疑問ですが、開票は辰葱達が誠心誠意で行いましたから虚偽ではないのでしょう。
票を投じて下さった皆様にお礼申し上げます。
色々ありましたが最近は平和に幸せにやっております。
夜毎、彼女の髪を赤く染めてもまだ足らぬくらいには。
鉄仮面と評された俺ですが、本当は彼女を甘やかすのが大好きなんですよ。
え？　どう甘やかすのかって？　そんなことは彼女だけが知ればいいのです。

やっぱり朱砂殿には敵わなかったか。いや納得の結果ではあるよ、僕は彼を尊敬してるしね。
こんなことを言ってるけど、本当は順位なんてどうでもいいんだ。僕は彼女さえいてくれればいい。
【白】の娘に愛された───それが一番価値のあることなんだ。
ところでさ、何かと理由をつけて夜、骸の浜に彼女と散歩に出てるんだけど、まだ月光貝の輝きに出会えない。
海に邪魔されてる気がするんだけど……どう思う？

この僕が三位……あの、皆さん何か間違えてはいませんか？
僕ですよ？　この世界で最も醜く疎ましい僕ですよ？
あ、違う！　こういうことはもう言わないんだった！
う……申し訳ありません。とにかく、投票して下さって有難うございます。
僕は最近ずっと幸せです、焼けるパンの種類も増えましたし、言葉を交わす人も増えました。
幽宮……いえいえ、これは秘密でした。
とにかく今までで一番幸せですので、安心して下さいね。

まずはこの俺に票を投じてくれた者達に、心より礼を申し上げる。
此度のことは俺なりに反省も多いのだが、彼女のお陰で俺は愛というものを理解した。
今までの俺は何と子どもで、身勝手で、無知であったのか。
これからは立派な【青】の長となるため更なる精進に励むつもりだ。
え？　もう少し甘いことを言え？
う、うるさい！　そういうものは彼女の前でしか口にしないことにしているんだ！　以上！

えっ！？　璃空と四票差なの？
いや璃空に恨みとかは全くないんだけど、そういうこともあるんだね。
でも僕に投票して下さった皆様にはきっとゼズズ様とアマテラス様の二重の御加護がありますよ！
最近の僕はですね……よくないなと分かってるんですけど、お姉さんにべったりです。
で、でも一応は花婿に選んでもらえたわけですし？
とにかく僕はお姉さんが好きなので、これでいいんです！

【黒】の俺に票を入れるなんて馬鹿げてるぞ、おい。同情票ってやつか？
はは、ごめんごめん、こういう自虐は大人げないよな。素直に嬉しいよ、有難う。
あれ以来ずっと忙しいけど俺も彼女も元気でやってる。
もちろん、その多忙の最中に彼女へ愛を注ぐことも忘れてない。
何度も言ったことだが、あの黒は……いいな。俺だけしか見られない色だ。
うーん、思い出したら抱きしめたくなってきた。そろそろ来ないかな。

この僕が七位？　一体何処の愚か者達が票など投じたのです？
僕はね、誰かからの好意や尊敬など欲しくはないんですよ。
僕の願いは彼女をこの世の終わりまでいじめ抜くこと。
彼女が命尽きるその瞬間まで僕を憎むこと。
この世界の誰よりも憎まれていたいんですよ、僕は。
だって愛などすぐに色褪せて価値を喪ってしまうでしょう？
さて、そろそろまた彼女への嫌がらせの手紙でも書くとしますか。

投票して下さった皆様、どうも有難うございました！
引きこもり生活からの花婿捜しは色々と事件も起きましたが、沢山の人と知り合えて本当に楽しい時間でした。
何とか花婿も見つけ出すことは出来ましたが、私の夢はまだまだ続きます。
もっと素敵な天供島にしますので、いつか遊びに来て下さいね。

なるほど、海の向こうの人の子達の中にも、闇を愛す者がいるのだね。
だが気をつけなさい、闇を覗き込む者は、いつか己もまた闇となってしまうのだよ。
はは、この僕にそんなことを言われたくはないだろうが、僕なりに人の子を案じてはいるのだ。
曼荼羅を描くことをやめてしまい、最近は少し暇をしている。
もしあの海がおまえを招くのなら、この島を、この月黄泉を、尋ねてくるといい。

わー！　こんな俺に投票してくれたみんな、どうも有難う！　
でも俺さ、思い返すと情けないことばっかりしてたよね。
空腹で行き倒れてオランピアに助けてもらったり、璃空に八つ当たりしたり、他にもこう……色々。
でも最近、前よりずっと楽しいよ。
横に沙波はいないけど、代わりに仲間と呼べる人達と出会えたからね。
明日羽との屋台計画も順調だから、いつか黄泉に遊びに来てよ！

僕にもこんな沢山の票が！　嬉しいです、有難うございます！
僕は相変わらず元気でやっていますよ、死菫城は相変わらず繁盛していますし、月黄泉様もお元気です。
そうだ！　聞いて下さい！　【白】の婚儀には、僕もお祝いの衣装を誂えてもらえることになったんですよ！　楽しみ！
へへへ、早くお二人の赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりしたいなぁ……待ち遠しい！

この私にも票を投じた者がいたのだな。
大して嬉しくもないが、一応は礼を述べておこう。
様々なことがあり、私や慈眼達も少しは楽になるかと思えば、若造達の未熟なことよ。
大体、あれもあれだ、私のことを軽々しく……いや、この話はやめておこう。
本当に、一体……誰に似たものか。
この話をすると、慈眼がいつも笑うのだ、腑に落ちぬ。

俺に投票してくれた奴に言いたいことがある。
その気持ちでこれから俺に会う度に必ず辻占を１００個買え。何なら２００個でもいい。
は？　もっと感謝の言葉を述べろ？
うるせーな、感謝で俺の腹は膨れないんだよ、欲しいのは金、金！
ま、まぁでも……この俺に投票する奴は見る目あると思うからな、ちょっとくらいは幸運を祈っといてやるよ。

私に票を投ずるなど、変わり者もいるのね。
ですが皆様の心は確かに伝わりました、感謝いたします。
最近は、【白】の娘とお茶を飲むことが増えたのよ。
娘のような、妹のような、憎らしいような、誇らしいような……そんな娘だけれど、選んだ花婿と幸せになって欲しいと願っているわ。
もし、もしも彼女を不幸にする男がいたら……うふふ、言ってみただけよ。

おお、このような老いぼれに票を投じてくれたのか。
気恥ずかしいが、心よりお礼申し上げる。
我等の島は、今までに増して賑やかになってきた。
その中心には絶対にあの娘がいるのだが、それもまた見ていて楽しい。
変化を恐れぬ若者達の、何と眩しいことよ。
道摩とそんなことを話せる日が……来たのだ、遂に。
『波は求めし者へ』……───さて、私も彼等に負けぬよう、何かを探しに行くか。

こんにちは！　この度は俺に投票いただきましてまことに有難うございました！
縁がお祝いに投票された分だけアイスクリームをおごってくれるらしいので、すっごく楽しみです！
一日一個としても……いや、一週間に一個くらいがいいかな？
最近は、拾った貝殻で腕輪などを作って月時計広場で売っています。皆さんもぜひ買いに来て下さいね！

この私が……下から二位？
いやいやそれは有り得ない。これはきっと伝達の誤りだろう、上から二位、そう上から二位に違いない。
オランピアは花婿を決めたらしいが、婚儀前に花嫁が心変わりするなど物語ではよくあること。
いや、妻となってからでも遅くはない。
彼女に似合う色はこの【黄緑】、この薙草。
ああ、早く彼女の目を覚まさなければ。

私めのような者に投票いただき、誠に有難うございます。
ろくなお礼も出来ませんが、医療院での診察を無料で行いますので是非ご来院下さい。
そう恐れずとも大丈夫ですよ、私は『ただの人間』には何もいたしませんし、
最近は玄葉が頑張ってくれているので荒っぽいことからは身を引いたつもりでおります。
もし私が動くとしたら……あの方に何かあった時でしょうね。