沢野井 :(部室の窓を開けグラウンドに向けて咆哮)
発売記念ショートショートのコーナぁあああ!!

木野瀬 :……いきなり何を叫んでるんですか、部長。

篠原  :今年の夏はいつもより暑いらしいですから。
熱暴走じゃないですか?

沢野井 :何を言っているのだね諸君!!
気がついていないのかね?
ついにこの、記念すべき日が来てしまったことに……。

カガハル:記念すべき日って、今日? 何がどう記念なんですか?

主人公 :【科学部がなくなる1日前】ですか……?

木野瀬 :いやいや、それはゲーム本編の話だから。
今は関係ないだろ。

主人公 :そ、そういうことを言っていいコーナーなの?

篠原  :いいらしいですよ。

浅浪  :で、結局何の日なんだよ?

篠原  :夏色タイムループAVG【夏空のモノローグ】
価格:通常版 7,140円(税込)限定版 9,240円(税込)
通常版、限定版の発売日ですよ。

浅浪  :なんだ宣伝か。

沢野井 :一言で片付けるのはやめたまえ!!
我々には科学部の活動を広く全国に知らしめる義務があるのだぞ!?

木野瀬 :なんでそんな義務が発生してるんですか。

カガハル:なるほど……いいじゃないですか。やりましょう、宣伝!

浅浪  :どうしたカガハル。やけに張り切るじゃねえの。

カガハル:俺と先輩の恋愛を描くゲームですよ?
トゥルーエンド、ハワイで先輩と俺が式を挙げるシーンは是非見てもらいたいじゃないですか。

主人公 :あ、あの、そんな話、私聞いてない……。

カガハル:ウェディング姿の先輩……美しかったなあ。
見つめ合うふたり、そしてゆっくりと重ねられる唇――。

主人公 :え……えぇ……。

木野瀬 :ねーよ、そんなエンド。

篠原  :トゥルーエンド(笑)という名の、カガハルの妄想ですね。

カガハル:(笑)とかつけるんじゃねえよ!!

篠原  :カガハルルートにはエンド(怒)しかないから。

カガハル:なんだよ、エンド(怒)って! 逆に見たいわ!

沢野井 :えぇい!! 静まりたまえ諸君! 全く宣伝になっていないではないか!!

木野瀬 :確かに。

篠原  :では部長、有益な情報を提示してこのゲームの宣伝をしてください。

沢野井 :(部室の窓を開けグラウンドに向けて咆哮)
このゲームは CERO:B(12才以上対象) だぁああ!!

……。

…………。

浅浪  :まあ確かにその通りだけどよ……。

木野瀬 :なぜその情報を叫ぶ必要が?

沢野井 :今日は我々科学部が全国に向かって羽ばたく日である!
我々の輝かしいサイエンス・魂が、ついに日の目を見るときが来たのだよ諸君!!

木野瀬 :俺の質問は無視ですか。
あと、サイエンス・魂って……。

篠原  :部長、うるさいってどう書くか知ってますか。
5月のハエと書くんですよ?

沢野井 :なぜだ……けなされたわけでもないのに、心に深い傷が……。

主人公 :あのー、ところで……。

浅浪  :ん? どうした?

主人公 :このゲームってどんなゲームなんでしょうか。
やっぱりどんな内容か知っていないと、
手に取りづらいかなって思うんです。
宣伝するなら、そのあたりをわかりやすく説明しないといけない気がします。

……。

…………。

木野瀬 :なんなんだろう、このゲーム。

カガハル:女性向け恋愛アドベンチャーじゃないんすか?

木野瀬 :……恋愛って……あー、小川(主人公デフォルトネーム)とだよな……。

主人公 :う……うん。私と……らしいよ……。

……。

…………。

主人公 :あの……すごく、視線を感じるんですが……。

篠原  :僕と先輩が恋愛? 一体どんな奇跡が起こればそんなことが……。

主人公 :し、失礼だよ篠原くん! 
きっと、篠原くんは、私の魅力にめ、メロ、メロに……なっちゃう……はずです。
……多分、奇跡的に……。

浅浪  :真っ赤になるくらいなら言わなきゃいいのに。

主人公 :だって悔しかったので……。でも、不思議ですよね。
篠原くんと……れ、恋愛なんて……本当に、一体何が起きるんだろう。

カガハル:俺となら信じられますよね! 先輩!!

主人公 :えぇ!?

カガハル:なんで俺にはそんなリアクションなんすか!!

浅浪  :え、お前、攻略対象なの!?

カガハル:何その純粋な驚き!!

篠原  :カガハルと先輩が恋愛? 一体どんな奇跡が起こればそんなことが……。

カガハル:同じセリフを繰り返すんじゃねえよ!

主人公 :一体どんな奇跡が起こればそんなことが……。

カガハル:(泣きながら)せーんーぱーいまーでー!!

浅浪  :てっきり、お笑いポジション的なサブキャラだと思ってた……。

カガハル:うるせーへたれ教師!! むしろ先生と先輩がくっつく方が問題じゃん!
誰かー! 教育委員会呼んで来てー!

浅浪  :アホ。教師が教え子に手ぇ出すかっての。大体高校生ってお前、お子様じゃねえか。

主人公 :お、お子様は心外です。

浅浪  :お子様はみんなそう言うんだよ。

主人公 :……じゃ、じゃあ、お子様です。

浅浪  :そうだな。

主人公 :どうすればいいんですか!

カガハル:ところで、さっきから黙っちゃって、どうしたんすか? 木野瀬先輩。

木野瀬 :あ、ああいや。別に……俺にも恋愛エンドがあったりするのかなと思って。

主人公 :あ、うん……多分……ある、と思う……木野瀬くんは攻略対象だし……。

木野瀬 :あ……じゃあ、そんときは……お手柔らかに……。

主人公 :……うん。

……。

…………。

カガハル:顔を赤くして見つめ合っている!! 何この雰囲気!

篠原  :ふたりとも不器用だし、色々想像して赤くなってるんじゃないか?

カガハル:色々ってなんだよー!

篠原  :なんですか?

主人公 :わ、私は別に……。

木野瀬 :お、俺も別に……。

カガハル:何これ! 何この、久しぶりに再会してうまく距離が取れない遠距離恋愛してる二人みたいな空気!!

篠原  :やけに具体的な想像だな。

浅浪  :あーちょっといいか?

木野瀬 :(話題が変わってほっとしつつ)なんですか、先生。

浅浪  :今まで意識して話題にしてなかったけどよ……沢野井も攻略対象なんだよな?

篠原  :……考えないようにしてきましたけど、そうなんですよね。

カガハル:部長と先輩が……男女の関係に? あ、ありえねえ。

主人公 :なんかやだな……その表現……。

木野瀬 :科学者と助手って言う方がしっくり来るな。

篠原  :どちらかというと、科学者と実験対象じゃないですか。

主人公 :不吉なことを言わないで……。

沢野井 :ふっふっふ。安心したまえ! 僕の辞書に不可能という文字はない。
鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス!
恋愛のひとつやふたつ! かんっぺきにこなしてみせようではないかぁあああ!!

木野瀬 :すごく、わかってなさそうだ……。

沢野井 :何を言う! 僕ほど恋愛に詳しい者はそういないぞ!?

カガハル:と……とてもそうは見えない……!

浅浪  :どう詳しいんだ?

沢野井 :恋愛を進化心理学の観点から考えて分析していくとだな。
まずダーウィンの遺伝学から言及していかなくてはならない!
なぜなら生物は自己の複製を残すという観点から行動し――。

浅浪  :よし! まったく、わかってないことだけはよくわかった!

木野瀬 :うーん……部長が恋愛してるところを全く想像できない。

カガハル:俺には部長が、人類以外のナニカに見えます。
どんな物語が展開されれば、部長と恋愛関係になるんだ……。

主人公 :本当に、どんな物語なんだろう……気になる……。

浅浪  :他人事じゃねえぞ。お前の話だお前の。

篠原  :あの、ところで部長。

沢野井 :なんだね、篠原涼太くん!

篠原  :さっきから気になっていたんですが……。

沢野井 :僕みたいな天才になるにはどうするかいいか知りたいのかね!

篠原  :…………ちっ。

沢野井 :し、舌打ちだと!!

木野瀬 :どんな言葉よりも雄弁だな。

篠原  :部長が手に持っているその書類。なんですか、それ? と言いたかったんですよ。

沢野井 :よくぞ気がついたな篠原涼太くん!! 君に次期部長の座を用意しよう!

篠原  :いりません。

浅浪  :で、その書類は一体なんなんだよ。

沢野井 :ふむ……諸君は夏空のモノローグ、バナーキャンぺーンというものを知っているかね。

カガハル:夏空のモノローグのバナーを貼ってもらうっていうあれですか。
公式サイトでやってましたね。

沢野井 :その通り! これを用いて我々の人気を算出したのだよ諸君!!

主人公 :……つまり、どういうことですか?

沢野井 :このバナーキャンペーンにはアンケートがあるのだが、
その中に【夏休み、一緒に過ごしたいキャラは誰ですか?】という質問がある。
この質問の回答結果から、各個人の人気を白日の下に晒そうと考えているのだよ!!

木野瀬 :やめましょうよ、そういうの!!

沢野井 :おお!? み、身を乗り出さないでくれたまえ。
君の顔は無駄に迫力があるのだ、心臓に悪いぞ!

木野瀬 :と、とにかく、反対です! 登場人物の人気を発表することで、
傷つく人間がいるとは思わないんですか!!

カガハル:木野瀬先輩、必死だな。

篠原  :あの人は自分の迫力のある顔にコンプレックスを持ってるからな。
おおかた自分が最下位だと思ってるんだろう。

木野瀬 :順位づけ反対!! 誰もがオンリーワンでいいじゃないか!!

浅浪  :木野瀬……。

木野瀬 :な、なんですか?

浅浪  :オンリーワンなんてのはな、
ナンバーワンになった人間が使う言葉なんだぜ?

木野瀬 :誰だ、この人を教師にしたやつ!!

主人公 :相変わらず、先生の言葉は深いなあ……。

篠原  :深いですか?

沢野井 :というわけで、バナーキャンペーンによる人気結果を発表していきたいと思う!!

木野瀬 :どういうわけですか!!

沢野井 :まず7人中5位!! おぉおおがわぁああ――。

カガハル:部長ー、その意味もなくプロっぽい巻き舌風の紹介は止めてくださいよ。

主人公 :リングに上がらなきゃいけない気分になるね。

篠原  :しかも第5位からって、中途半端なところから始まるな。

沢野井 :第5位【小川葵(主人公デフォルトネーム)】!!

主人公 :え……私、5位ですか? やった、ビリじゃない!!

浅浪  :志、低いなあ。

カガハル:こういうのは謙虚って言うんですよ、先生。
そして先輩! 俺の心のベストワンは先輩に捧げますよ!!

主人公 :遠慮します!

カガハル:即答!?

木野瀬 :いい笑顔だなぁ。ビリじゃないのが、よっぽど嬉しかったんだな。

篠原  :あの、女性向け恋愛ゲームで攻略対象が主人公に負けるのは
少し問題ありませんか?

カガハル:まあ負けてるやつは問題あるかもな! 篠原とか!

篠原  :僕はお前に勝ってれば何位でもいいよ。

カガハル:お前の最低ラインは、なんでいつも俺なんだよ!

沢野井 :第4位! 【綿森楓】

篠原  :綿森。

木野瀬 :綿森……。

浅浪  :綿森か……。

主人公 :綿森さん……。

カガハル:綿森だと!!

…………。

全員(沢野井除く):……誰?

沢野井 :詳しくはゲームをプレイしてみよう! 夏空のモノローグ絶賛発売中!!

浅浪  :そのわざとらしい宣伝、逆効果になってねえ?

木野瀬 :しかし7人中4位ってことは、綿森とかいう誰だかわからんやつより
下が3人もいるということか……。

篠原  :さすがに最下位は避けたいところですね。

沢野井 :では続いて第3位の発表!! は抜かしましてー。

カガハル:なんで抜かすんですか!

木野瀬 :あの……もうよくないですか? どうせ俺がビリですし。

主人公 :木野瀬くん……。

木野瀬 :……顔が怖くて、ごめんなさい。

浅浪  :おいおい、なんか謝りだしたぞ。

篠原  :この人、どれだけ自分に自信がないんだ。

カガハル:で、部長? 順位の続きは!?

木野瀬 :……やっぱ続けるんだな。

カガハル:ここまで来たら気になりますよ!

木野瀬 :俺は全く気にならない!!

カガハル:では部長、2位の発表をどうぞ!!

沢野井 :【木野瀬一輝】【加賀陽】!! 同率2位!!

カガハル:ど、同率2位!!

主人公 :すごい! おめでとう木野瀬くん!!

木野瀬 :(天を仰ぎ、ゆっくりと上に向けて右拳を突き出す)

篠原  :……木野瀬先輩?

木野瀬 :俺、ここにいてよかったんだ……。

浅浪  :あの……木野瀬? お前泣いてんのか?

カガハル:まあ、それだけ感動したってことっすかね。

篠原  :カガハルは珍しく冷静だな。

カガハル:だって俺が2位なんて当たり前じゃん。1位じゃなかったのが不思議だな。

浅浪  :どっから来るんだよ、お前の自信。

沢野井 :続いて! 第6位の発表!! 第6位は【浅浪皓】!!

浅浪  :あ、俺? んー……子供にゃ大人の魅力はわからんか。

篠原  :いえ、妥当な評価です。

木野瀬 :妥当だな。

浅浪  :よし、そこまでだお前ら。さすがに先生、ちょっとむかつくぞー?

主人公 :……どうしてみんなには先生の魅力が伝わらないんだろう……。

カガハル:むしろ先輩の中で、なんで先生の評価が高いのか知りたい……。

沢野井 :続いてぇえ! 第7位の発表です!!
他者の追随を許さぬ圧倒的な不人気! ある意味清々しい独走態勢で最下位に入ったのはぁああ!!
この僕【沢野井宗介】だ!! 獲得票率、100%中……0.8%!!

木野瀬 :0.8%!? 0%の間違いでしょう!?

篠原  :部長が全体の0.8%を占める……!? そんなバカな、僕は信じない。

カガハル:部長に票が入るなんて……!? い、入れた人ー! 見た目に騙されちゃダメだー!!

主人公 :あの……部長さん、不正はいけないと思います。

沢野井 :不正などしていなーい! 諸君は僕を一体なんだと思っているんだね!?

浅浪  :沢野井宗介だと思ってるよ。

篠原  :右に同じ。

木野瀬 :同じく。

カガハル:同意見でーす。

主人公 :あ、私も……。

沢野井 :真実を言われているのになぜか傷つくな!!
僕に投票してくれた稀少な人よ、僕の夏は君のものだぞ!!

浅浪  :ん? ちょっと待てよ? あと発表してないのは、1位だけだよな。

木野瀬 :あ、そう言えば……。

カガハル:ま、まさかひょっとして……。

篠原  :…………。

沢野井 :第1位!! 【篠原涼太】ぁああ!!

篠原  :……そうなりますね……。

カガハル:えぇええええ!!

木野瀬 :まあ、しっかりしてるしな。

浅浪  :でも、篠原の毒舌はもう少しなんとかした方がいいな。

篠原  :よ、余計なお世話です……。

浅浪  :あれ? 篠原、顔赤くないか?

篠原  :あ、赤くなんかなってません!

カガハル:えぇええええ!!

篠原  :カガハル、さっきからうるさい!

沢野井 :ちなみにバナーキャンペーンアンケート!
【好きな季節はどれですか】の第1位は 【秋】だぁあああああ!!

全員(沢野井除く):えぇええええええ!!

カガハル:マジですか!?

沢野井 :残念ながら超マジだ!!

木野瀬 :タイトル【夏空のモノローグ】なのに!?

篠原  :さすがにこの結果は想定外です……。

浅浪  :はっはっは。これはいい笑い話にはなるな。

カガハル:笑い話にしてどうすんですか!!

沢野井 :よって! この作品は【秋空のモノローグ】に改名します!!

カガハル:か、改名しませんからね!?

木野瀬 :何言ってんですか部長!!

篠原  :そもそもループするのは7月29日ですよ?
夏の話を秋にするのは非科学的です。

沢野井 :非科学的!? ぬぅ……う、うむむ……確かに……。

カガハル:おお、部長が大人しくなった。でかした篠原。

木野瀬 :部長の場合、本当に【秋空のモノローグ】にする可能性があるからな……。

主人公 :……あっ、そう言えば。

篠原  :なんですか?

主人公 :宣伝はどうなったんでしょう。

浅浪  :そういやーここまでの流れ、全く宣伝になってねえな。

篠原  :じゃあ、先輩、宣伝をお願いします。

主人公 :え、私がやるの?

浅浪  :そりゃあ主人公なんだし、それぐらいやっといた方がいいかもな。

主人公 :そう言われても……。

木野瀬 :ものは試しじゃないか? やってみれば意外となんとかなるもんだ。

主人公 :じゃ、じゃあ……。

     夏色タイムループAVG【夏空のモノローグ】
価格:通常版 7,140円(税込)限定版 9,240円(税込)
通常版、限定版ともに絶賛発売中です!!

篠原  :それ、初めに僕が言いました。

主人公 :え、じゃあ何を言えば……。

浅浪  :なんかこう、深く考えないでさ、単純なやつでいいんじゃねえか?

主人公 :単純……単純…………あっ!

木野瀬 :なんか思いついたか。

主人公 :夏空のモノローグ、
とても素敵なゲームに仕上がっていると思います!
ぜひ皆さんも、私たちの科学部で7月29日を過ごしてください!

浅浪  :おー! 初めてまともな宣伝っぽいセリフが……。

木野瀬 :じゃあ俺も。
ゲームで待ってる。一緒に7月29日を楽しもう。

カガハル:先輩と俺の純愛物語、お楽しみに!!

篠原  :まあ、どうしてもというなら、相手くらいしてあげますよ。

浅浪  :面倒だけはかけんなよー?

沢野井 :我々科学部は、いつでも新入部員を受け付けている!
共にサイエンス・魂を磨き、困難を乗り越えるのだ!!

木野瀬 :だからなんですか、サイエンス・魂って……。

主人公 :あ、あの、最後はみんなでご挨拶しませんか?

木野瀬 :そうだな、シメだし。

浅浪  :もともとそういう趣旨のSSだしな。

篠原  :悪い提案ではないですね。

カガハル:よーし、野郎ども!
我らの美しい先輩が号令をかけてくださるんだ!
きちんと声を合わせんだぞ! これセリフな!

浅浪  :突然仕切りだしやがった……。

篠原  :……うざい。

木野瀬 :ほらほら、今はこっちに集中しろって。

沢野井 :いいか諸君! 最高の笑顔を準備するんだ!!

主人公 :ではみんなで、せーの――!!

全員  :【夏空のモノローグ】で、またお会いしましょー!!



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