■ コメント ■
- 作中に「お嬢さんでも、そんな顔が出来たんだね」という台詞があるのですが、全てのエンドをプレイし終えた今、それはこっちのセリフだがー!?と言いたくなります。プロポーズの言葉に緊張したり、かっこ悪いからと泣くのを堪えたり、かと思えば舞い上がったり……好きな子に感情を振り回されて一喜一憂するルヲは、とても可愛くて愛おしいです!
- 序盤から心の中が読めないけどなんだか優しい、つい追いかけてしまうようなキャラクターで、気がつけば主人公じゃなくて私がガチ恋していました…。本心を隠しながら主人公に接してくる姿は本当に人間らしく、これがゲームだと忘れてしまう程です。
- 自由と無法が隣り合わせの海で生き方を入れ替えられ、それでも自分が生まれた様に歩みたいと願った。"海賊として生きた過去"と対峙し、決別して、元々ルヲが生きたかった道に連れ戻してくれたのが、風一族の家族が残してくれた腕輪や知恵、裏切られてもルヲの善性を信じ、好きになってくれたナーヤという、綺麗な愛着の構図が本当に心揺さぶられました。だからこそ序盤の関係決裂からの流れを汲んだ、愛着が因縁と愛著に塗り替えられる他の結末も自然で美しい。
様々な犠牲と苦節の先で、鳰船を建造する二人を見届けられた時は本当に感動しました。いつか海の上の星空と、それを眺める二人が見れる機会もあると良いな。