2015年8月28日
カウントダウンバックナンバー
CATEGORY|三国広報部
- 劉備、知ってるか? 7日後に、
何かおめでたいことがあるらしいぜ?
- えー、なになに? 何があるの?
もしかして、お祭り? ぼく行きたい!!
- いや、祭りじゃねーみたいだけど……。
あー似たようなもんじゃね?
まぁ、楽しみに待ってろって!
- えー、教えてよー……
もしかして誰かおよめさん貰うの?
世平とか……張飛も?
- なんでオレなんだよ!!
オレは姉貴以外とは……
って何言わすんだーーー
- 聞いたか、軍師殿!
6日後に張飛が奥さんを貰うらしい。
これは何か祝ってやらないといけないな!
- ああ、その話か。
どうやら本人は必死に否定していたそうだぞ。
ただ、何か祝い事があるのは違いないようだが……
- そうなのか……? 張飛のためにと
あいつが嬉々として花嫁衣装を
作ると意気込んでいたんだが……
- 趙雲、それは色んな意味でやめさせろ
- なに、5日後だと!?
今すぐ、あの娘のもとへ行く!
夏侯惇、すぐに支度をしろ
- ええっ!?
そ、曹操様、急にどうされたのですか!?
今日は大事な会合があると……
- そんなものは後だ!
あいつが、花嫁衣装を作っているのだぞ?
これは、私の元へ嫁ぐ準備に違いない。
ふふふ……待っていろ。すぐ迎えに行く!
- ああ、待ってください!
ぐっ……曹操様を惑わす十三支の女……
許せん!!
- おい、張遼。こんなところで何してるんだ?
まさか呉の偵察……って訳でもなさそうだな。
なんだ、その大量の布
- 周瑜殿。これですか? 花嫁衣裳を作るための布です。
あの方に作り方を教えて欲しいと頼まれまして……
これから劉備軍へ向かうところです
- え、花嫁衣裳ってなんだよ?
アイツらの誰かが結婚するのか?
そんな話聞いてないぞ……
- ええ。私も4日後を楽しみに待っていて、としか。
ただ、曹操殿に報告をしましたら、
自分に嫁ぐ準備だと言っていましたよ
- げっ……。思い込みの激しい奴だな。
まぁ、何か祝い事があるっていうなら
土産でも持ってアイツに会いに行くか!
- ぐすっ。姉貴ひでーよ……。
誤解は解けたけど、嫁さん騒動本気にしてさ……。
オレって姉貴にとってなんなの?
- 張飛……。
あいつも悪気があった訳じゃないと思うぞ。
だから元気をだしてくれ
- 趙雲、甘やかすんじゃない。
お前も少し勘違いされたぐらいで泣くな。
そんなだから、あいつに相手にされないんだろう。
そもそも……
- まって、諸葛亮。張飛は悪くないよ?
ぼくが悪いの……。ごめんね、張飛。
いいこ、いいこするから泣かないで……?
- はあ……劉備様は悪くありません。
元はといえば勝手に勘違いをしたあいつが悪いのです。
まったく3日後に何があるというのか……
- そうだな。俺もそれは気になっていた。
張飛は知っているのだろう?
- ええっ!? いやー……そのー……。
ひ、秘密に決まってるだろ!?
- あれ……どうしてあわててるの?
- 少々準備に手間取ったが……
あと2日だっけ? 何とか間に合いそうだな。
アイツの驚く顔が楽しみだ
- 周瑜殿。布の買い直しに付き合ってくださり有難うございました。
高価な布では、あの方を困らせてしまうのですね……。
お教え頂いて助かりました
- 別にいいって張遼。気にするなよ。
それに、準備もなしに会いに行くのは、
余裕のないモテない男のすることだ
- そうでしたか。曹操殿はすぐに旅支度を
整えておりましたけれど……
- 何!? そういうことは早く言えよ!
- 曹操様、あと1日です!
その、無事に着きそうですね……
- くっ……。
あの時、賈栩に引き留められさえしなければ、
既に到着していたものを!
- そうですね……。(小声)はあ、郭嘉が面白がって
曹操様に加勢するとはな。
引き留めるのが大変だった……
- ふふふ。もう間もなくあの娘に会える……。
私の姿を見れば喜び抱きついてくるに違いない。
よし、馬の速度をあげる。遅れるな!
- 十三支演義 偃月三国伝1・2
- ……って、関定と蘇双に言われた通りにやったけど、
一体なんのことだ?
- ん? 張飛は知っていたのではなかったのか?
だが、皆で声を揃えるというのは
案外やってみると楽しいものだ
- 趙雲、お前は心が広すぎるぞ。
まったく劉備様の命がなければこんなこと……
- そう言いながらも、ちゃんとやってるんだから
諸葛亮って面白い奴だよなー
- 周瑜、お前は黙れ
- くっ……なぜ俺がこんなことを言わねばならないんだ……
ましてや曹操様にまで強要するとは……!
- ふっ、気にするな夏侯惇。今日はあの娘と結ばれる日。
些末な願いぐらいは聞いてやってもよい
- あの、曹操殿は聞いておられませんか?
花嫁衣装作りは途中で止められたそうですよ
- 何!?
それでは、私とあの娘の祝言はどうなるのだ!?
- みんな、お待たせしました。
残念だけど、楽しそうな彼らのお話は一旦ここでお終い。
次はゲーム本編で、僕たちの戦いを最後まで見届けてね