2015年8月25日
発売直前インタビュー!
CATEGORY|三国広報部
- さて、二日後の8月27日……
いよいよ『十三支演義 偃月三国伝1・2』が発売されるね。
今日は俺と郭嘉で発売直前の聞き取り調査を行うからよろしく
- うわー。初っ端から淡々としてますね
- そうかい? これでも頑張ったんだが
- 全然ですよー。もっと、元気よくいきましょう?
賈栩さんならきっとできるはずです! さあさあ!
- はは、思ってもないことを言うのは止めてほしいな。
それに、そういうのは若い子に任せるよ
- えー、それじゃあつまらないです。
ねえ、夏侯惇さん
- 俺に振るな!
- ふう……少し休憩してもいいかい?
- って、疲れるのが早すぎるだろう!
- お疲れなら、お茶でもいかがですか?
- ああ、頂こうかな
- 熱いので気をつけてくださいね。皆さんもどうぞ
- はあ……帰りたい……
- ん? 軍師殿も疲れていたのか?
だが、こうして皆が集まる機会もそうないし少しだけでも付き合ってみないか?
- そうだね。張遼からもお茶をもらってしまったし
- ですが……
- けど、賈栩が進行役とか
ぜってー無理な気がすんだけど
- まぁね。俺だってこんなことをするのは本意じゃないさ。ただ……
- ふふふ……あと二日で関羽と会えるのか。
待っていろ……ふふふ……
- うわっ! いつも通りだけど本気で怖いな!
- 最近の曹操様、気持ちがずっとだだ上がりなんですよねー
- それも、関定と蘇双から書簡が届いてからだな。
たしか、発売直前の今の心境を是非聞きかせて欲しい、だったかな
- あと、一番いいこと言った人には関羽からお礼があるんでしたっけ?
それを知った途端にこんな状態です
- 揺るぎないな……
- 僕は楽しいからいいですけど。
賈栩さんの進行役もその書簡で指名されてましたよね
- ああ、そういうことだね
- なるほど。それはお疲れ様でした
- そ、曹操様……
- ま、細かいこと気にしてても話は進みませんよ!
僕も手伝いますからちゃちゃっといきましょう!
- 手伝ってくれるのは助かるが、引っ掻き回すようなことはやめてくれよ
- えーそれはどうでしょう
- 嫌な予感しかしないな。劉備様、やはり帰りましょう
- ええ!?
- おいおい、そんなに警戒しなくてもいいだろ。
っていうか、それなら軍師らしく策でも講じてみたらどうだ?
- 断る。正論とは言え、お前に諭されるのは不本意だ
- 拒否の理由そこかよ!
- でも、諸葛亮。
せっかく関定たちが提案してくれたんだし、ここは一緒に話してみようよ
- ……劉備様がそこまでおっしゃるなら仕方ありませんね
- わかりやすいほどの格差だな……
- はいは~い! それじゃあ、さっさと行きますよ!
僕が話をふるので、意気込みとかどんどん言っちゃってくださいね!
- ふふふ……その言葉を待っていたぞ、郭嘉。
それでは早く始めるが良い!
- はーい! ばっちり任せてください!
- お二人とも、とても楽しそうで何よりです
- いやぁ、郭嘉に任せると楽だな
- それじゃあ……まずは、劉備からいきましょうか
- え、僕?
- 一応、十三支の長ってことで花を持たせてあげますよ。
ほら! 早く言ってくださーい
- ええと、それじゃあ……
関羽とはずっと小さい時から一緒だけど
やっぱりこうして改めて会えることになるとすごく嬉しいな
- 時々、昔みたいに甘えちゃう時もあるけど……
しっかり成長した姿も見せられてよかったなって思う。
あと二日、待っててね
- おおっ、一番手なのにすげーまとまってる!
- 劉備殿は、何でもそつなくこなすな
- ちなみに、1と2で追加された内容では
小さい劉備と偃月の時に会っていた劉備、
大きくなった劉備がそれぞれ見られるそうだよ
- うわ~鬱陶し……欲張りですね!
- おい! 今、本音出てただろ!?
- えー、そうでした?
- まあまあ、ちゃんと働いてるんだからいいじゃないか
- 今ので働いてると言えるのか?
- それじゃあ次は、そんなことを言う夏侯惇にお願いするよ
- は!? ……お、俺は特に言うことなどない!
- とか言って、絶対何か言いますよ
- ただ……、あの女と剣を交えることが出来ればいいだけだ。
それが二日後になったというだけのことだろう
- ほう? つまり夏侯惇にとってあの娘は敵であり
私が傍におくのは看過できぬのか?
- え?
- おや、曹操様の顔が鬼のようだね
- 不穏な気配を感じます
- いえ! そういうことではありません!
お、俺は……曹操様が喜んで
いらっしゃるのなら、それで十分です!
- ……
- ……
- ふっ、そうか。私は良い臣下を持ったな
- ! 曹操様!
- うわー、何か変な茶番を見せられた気分だな
- お前と意見が合うのは不本意だが、全くだ
- だが、主君に仕える者としては
素晴らしい答えだと思うぞ
- ふん! お前に言われるまでもない!
- あ、夏侯惇さん照れてます?
- うるさい!
- でも、追加された内容の夏侯惇は
お嬢さんと仲睦まじくしてるみたいだよ?
- なぁっ!?
- なに!?
- おや、また不穏な空気になりましたね
- 曹操様、怒っちゃいました?
- 当然だ。私の妻が私以外の者となど、聞き捨てならん
- いや、オマエの妻じゃねーよ!!!!
- 思い込みとは恐ろしいな……
- でも、その仲睦まじくって言うのはどういうこと?
- そのままの意味でしょ。●●●とか、●●●とか
普段の夏侯惇さんでは考えられない積極的な行動のことですよ
- !?
- そうだね。
最終的には●●●●●●なんかも……
- !?!?
- あ、衝撃のあまり固まっちゃいましたね
- 夏侯惇……お前がまさかそのようなことを……
- 一触即発というやつかな?
- 私以外の者と密接な関係になるなど認めぬ……
関羽よ……どう言い聞かせたものか……
- あー、考え込んじゃいましたね。
面白くなるからいいんですけど
- ははは、仕方ないな
- 先ほどから気になっているのだが、
何故賈栩はそのような情報を持っているんだ
- ええ、私も不思議に思っていました。
もしかして、賈栩殿が持っているそれは……
- ああ、この書簡に詳しく書かれていてね。
とある二人組みから皆に伝えてやって欲しいと頼まれたんだよ
- 関定と蘇双か……
- ま、固まった夏侯惇さんと曹操様は置いといて。
次は誰にします~?
- 郭嘉の笑顔が黒いね……
- ああ。あんな情報持ってるって知ったら
うかつに話せなくなったな
- ぜってー賈栩が変な横槍入れて
郭嘉がいじってくるに決まってる!
こんな時に話せるヤツなんて……
- 皆さん、どうかされたのですか?
何かお悩みでしたら、お話しくらいは聞けますよ
- ああ。大したことはしてやれないかもしれないが
俺も力になろう
- この二人だ!
- おや?
- ん?
- じゃあまずは張遼さんに言ってもらいましょうか
- 私ですか。それではお菓子を召し上がりながら
聞いていただければと思います
- わ! いつの間にかお茶とお菓子がたくさん……
これ全部張遼が用意したの?
- はい。関羽さんともうすぐお会い出来るということで、
少し前から作っていたんです。
とても待ち遠しくて落ち着かなかったものですから
- また、あの明るい笑顔が見られるというなら
早くその日が来てほしいものです
- ……なーんか、張遼の周りの空気って和やかだよな
- いや、そういうヤツに限って、
追加された話じゃとんでもない面が見えてきたり……
- そうだねぇ……追加される話は、初めての経験に戸惑う
お嬢さんと張遼が見られる話と書いてあるけど
- 初めての経験!? な、なんだそれ!
- 落ち着くんだ、張飛。誰にだって初めてはあるぞ
- そういうことじゃねーって!
は、初めての経験とか……めっちゃ気になる……!
- はぁ……埒があかないな。
次は趙雲だろう。早く話したらどうだ
- ん? ああ、俺の番か
- だが、改めて心境を述べるのも照れくさいものだな。
この気持ちをどう伝えればいいのか
- ただ、俺の中には既に多くの思い出が詰まっている。
それを共に振り返ることが出来るならこれほど嬉しいことはない
- 結ばれた後には、普段見せない姿も見せてしまったが
そこで絆も深まったように思うぞ
- なるほど。追加される話では
頼り甲斐のある趙雲の違う一面が見られるようだから
その辺りのことを言ってるのかな
- ああ。恥ずかしい話だがな
- でも、普段と違う一面が
やけに魅力的に見えるってこともありますしね
- へえ、そうなのかい?
- そうですよ! あの十三支の女だって
相当強いのに料理が上手いとかあるじゃないですか
- きっとそういうのが
夏侯惇さんみたいな堅物にはたまらないわけですね
- 郭嘉ぁ……お前今、余計なことを言っただろう?
- あ、おはようございます
- しれっと挨拶をするな! 今日こそは
そのふざけた性根を叩き直してやる!
- わ! ちょっとやめてくださいよー!
- ……さて、これでやっと半分か。
あと4人もいるなんて気が遠くなりそうだ
- では、私の分を飛ばせばいい
- うーん、俺はそれでもいいが……
- そうなったらなったで、僕があることないこと捏造するだけでーす!
- !
- 捏造ですか……例えばどのようなことでしょう?
- ぎゃあああああ!
張遼、オマエ何普通に聞いてんだよ!
- ですが、気になりませんか?
- ああ、俺は少し気になるな
- お望みなら、この場にいる全員が真っ青な台詞でも
考えてあげますよ~!
- だから、やめろって!!!
- 夏侯惇に追いかけられてるのに、あの余裕……
ここは大人しく話しておいた方がいいぜ?
- ……はぁ、では一言だけ
- えー? 僕に任せてくれてもよかったのに。
残念だなー
- はは、本人が話す気になったんだからお手柄じゃないか
- ……私にとっては、明後日が特別めでたい日というわけではない。
だが、劉備様はじめ猫族にとって重要な日ならば
それを皆で祝うのも、悪いことじゃないだろう。
……私は参加するつもりはないがな
- またまたー! とか言いつつ
諸葛亮はちゃんと面倒見てくれるくせ……
- うるさい黙れ
- ぎゃん!
- わっ! 大丈夫、張飛!?
- 軍師殿の扇子さばき……腕が上がっているな
- さらば張飛……オマエのことは忘れないぜ
- って、殺すなー!
- じゃあ次は周瑜に話してもらいましょうか
- 無視すんなー!
- そうだな、俺も他の奴らと一緒で楽しみだって気持ちが一番だな。
劉備たちに会うまでは、猫族ともほとんど接点なかったんだし
- 俺自身の問題に、アイツも共に立ち向かってくれて
すごく心強かった。また一緒に戦えるなんて光栄だな
- あれー? 何か随分とまともな答え方ですね
- ああ、追加された内容は結構まじめな話みたいだよ?
甘さもありますとも書いてあるが……
- なんだよー、姉貴に迫って殴られる周瑜は
どこいったんだよ。もしかして別人か?
- そんなわけあるか!
- ああ、別人と言えば、諸葛亮の追加される内容を伝えていなかったね
- !
- そうだったな。
軍師殿はどんな感じなんだ?
- おい、賈栩! やめ……!
- 本編の冷徹さをかき消すほど、お嬢さんに甘いらしいよ
- !
- !
- !
- ま、お堅い性格の人間にはよくあることですから
別人かっていうくらいの甘さはむしろ普通ですって
- そんな一言は不要だ!
- 諸葛亮よ……今の話は本当か?
- おや、曹操様。邪念のようなものが見えますが
そろそろお話しされますか?
- ああ。私の言葉を聞けば関羽もすぐに嫁いでくるだろう。
今までの話が記憶に残らぬほどにな……
- すごい自信ですね!
では、曹操様どうぞ~!
- 関羽よ……お前の傍に私がいない今
身の張り裂けそうな想いを抱いているのではないか?
- だが、それもあと二日で終わる……
お前の花嫁衣裳を手に私自ら迎えに行こう。
待っていてくれるな? ふふふ……
- なんだろうな、この空気……
温度差が激しいっていうか何ていうか……
- ただの一人芝居だな
- 曹操様……
- 夏侯惇殿。顔色が悪いようですが、薬を飲まれますか?
- ……ああ、頼む……
- じゃあ、曹操様も済んだところで
最後は張飛ですけど……もういいですかね
- ちょ、ひどくね!?
オレだって言いたいことあるんだけど!
- えー? なら、面白いことを言うか
手短にお願いしますねー
- なんでオレだけ風当たり強いんだよ!
- 気にしたら負けですよ。ほら、早く!
- え!? ええと……小さい頃から一緒だから
改めて気持ちを伝えるってかなり恥ずかしいけど……
オレは姉貴と出会えたことに感謝してるぜ!
- だから……これからもずっと近くでオレの成長を見届けて欲しい!
ぜってー姉貴よりも強くなるから。
そん時はオレの大事な話、聞いてくれよな?
- まぁ、及第点ですかね
- いやいやいや、なんでオマエが判定するんだよ!
- 俺は、張飛の言葉は深みがあって良かったと思うぞ?
きっとあいつにもお前の気持ちが伝わるさ
- そ、そうだよな!
- ちなみに、追加される内容は、やきもちに関係してるみたいだね。
何か面白いこともあるようだが
- へ?
- ああ。あと、お嬢さんの抱き締めっぷりは
この中では一番かもしれないってあるよ
- そうなんだ。よかったね、張飛
- お二人の姿が目に浮かぶようです
- ホント、関羽はいいヤツだな
- え? ああ、うん?
- 弟扱いしてるのは、お嬢さんだけじゃなくて皆なんだねぇ
- は!? 弟!?
- よーし、これで全員話しましたね!
それではあと二日、発売をお楽しみに~!!
- ええっ!? ちょっと待て!
弟ってなんだよーー!!!