背後に回った先輩の手が、そっと私の髪に触れてきた。 指先で優しく髪をわけて花を飾り付けてくれる。
そう言う祐一先輩は、寄り添ってるって言えるぐらい近くにいて……。 声も耳元で聞こえてくるし…… ……なんだか少し恥ずかしい。 先輩は全然気にしてないみたいだけど……。