キネマモザイク
一年前に突如兄弟達の前で告知された、次期当主争奪戦開始の合図。玄一郎を楽しませ拾点を取得した者を次期当主とする、という条件を結局誰も満たせなかった為、戦いは翌年へと持ちこされることになった。
そして今年。
当主玄一郎より新しい条件が兄弟達に提示される。
今年こそはと息巻く兄弟達の前に現れた、七人目の兄弟。
主人公、浅木はるは、宮ノ杜家使用人として弐年目を迎える。
最初は人として認めてくれなかった兄弟達に名前と顔を覚えられるようになる。
しかし一人前の使用人としてはまだまだ。
そんな彼女の前に新しい使用人がやってくる。
去年の自分を見ているかのような姿に親近感を覚える。
今年も激動の年が始まろうとしていた……